Free にダマされるな!

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突然ですが、問題です。
“SMOKE FREE” と書いてある部屋があったら、これは「喫煙室」か「禁煙室」のどちらでしょうか?

日本でも分煙がかなり広がっているのでご存知の方も多いと思いますが、今日はこの “free” にまつわるお話です。

生活の中でよく目にする「フリー◯◯」

日本語でもカタカナの「フリー◯◯」ってよく見かけますよね?

「フリーマガジン」「フリーペーパー」「フリーダイヤル」など、「無料の」という意味で使われます。”Free” や「フリー」と書かれた箱に何か入っていたら「無料 = ご自由にどうぞ」だと受け止めますよね。

英語でも “free Wi-fi” は無料のWi-fi、”free admission” は入場無料、”free shipping” は配送料無料です。

また、日本では「自由な」という意味で使われる「フリー◯◯」もありますよね。
電車の「フリーパス」は定額で乗り放題の切符、「フリータイム」は自由時間、「フリートーク」と言えば台本なしの自由形式のトークです。

「フリーのアナウンサー」という言い方もしますが、これは「フリーランスのアナウンサー」の略です。フリーランスとは英語の “free lance” で、「lanceがfree」 という意味です。と言われても、ルー大柴っぽくて意味不明ですよね(笑)

“lance” とは「槍」という意味で、中世ヨーロッパで傭兵団に属さず(特定の主君を持たず)に個人の自由契約で闘っていた兵士のことを “free lance” と呼んでいたのが派生して、現在の「フリーランス」の意味になったそうです。

「フリー◯◯」ではなく、「◯◯フリー」

では、今度は「◯◯フリー」という言葉です。カタカナで「◯◯フリー」のものと言えば、何を思い浮かべますか?

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「バリアフリー」「デューティーフリー」に「アルコールフリー」なんていうのもありますよね。

「バリアフリー」は “barrier(障壁)” がない、「デューティーフリー」は “duty(関税)” がない、「アルコールフリー」は “alcohol” が入っていない、という意味で日本では使われます。

もちろん英語でも “-free” は使われます。”fat free”、”sugar free”、”tax free” のfreeは “free of/from 〜(〜のない)” という意味になり、”alcohol free” や “liquor free” はこの意味で使われます↓

alcohol free zone
© nzlife.net

絵があるので何となく想像がつきますが、ニュージーランドでは道路にこの看板がある場所での飲酒はもちろん、栓の開いたお酒を持っているだけで処罰の対象になってしまうんです。

つまり、”alcohol free” はこのような使い方はしますが、アルコールが入っていないお酒のことは英語で “alcohol free” とは言いません。その代わりに “non-alcoholic” と言います。

「フリー◯◯」と「◯◯フリー」の違い

この2つの違いは何でしょう?すでに皆さんお気づきですね。

「フリー」が頭に付くと「無料の・自由の」という意味になります。
逆に、おしりの方に「フリー」が付くと「〜がない」という意味になります。

なので、冒頭に出した問題の「SMOKE FREEの部屋」=禁煙室 ですね!
ついつい「ご自由にどうぞ」的な雰囲気でタバコを吸ってしまいそうですが、freeがおしりの方にあるので、禁煙室です。

ニュージーランドでは屋内での喫煙が法律で禁止されているので、レストランやカフェでも建物内では絶対にタバコを吸ってはいけません。私はタバコを吸わないので、個人的にはそれがニュージーランドのいいところだと思います。

ちなみに・・・

フリーマーケットは “free market” ではなく “flea market” なので、今回の “free” とは関係ないです。freeもflea(ノミ・蚤)もカタカナで書くと「フリー」なのでややこしいですね。

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