「無料の」「タダの」って英語でなんて言う?

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先日、娘のための薬をもらいに、薬局に処方箋を持って行った時のこと。

ニュージーランドでは13歳未満の子どもは、GP(General Practitioner)と呼ばれるかかりつけのお医者さんに診てもらうのも、薬代も基本的にタダなので、薬局のおばちゃんが「はい、無料だよ」と言いながら薬を渡してくれました。

「無料」を英語で表すとしたら、”free” が真っ先に思い浮かぶと思いますが、この時おばちゃんは “free” とは言わなかったんです。

では、何と言ったと思いますか?
今回は、日常生活でよく使われるいろんな「無料の(無料で)」の英語表現を紹介したいと思います!

この記事の目次

“free” を使った「無料」

最もよく知られた「無料の」を表す英語表現は “free” ですよね。

  • It’s free.
    それはタダだよ
  • free shipping
    送料無料
  • free wifi
    無料のwifi
  • free admission
    入場無料

のように使われます。
その他にも、”for” をくっつけて “for free” にすると「無料で」という意味になります。

  • They keep your luggage for free.
    荷物タダで預かってくれるよ
  • They did it for free.
    無料でやってくれたよ

という感じで使われます。

さらに、これと同じ意味で “free of charge” という表現もよく見かけるのですが、これは次の章で紹介しましょう。

Free

“charge” を使った「無料」

free of charge” の話が出てきましたね。実はこれ、”free” よりもよく使われるのでは、というぐらいとってもよく使われています。

“charge” という単語は耳にしたことがある方も多いと思いますが、動詞で「請求する」、名詞では「(商品やサービスに対する)料金」という意味があります。

なので “free of charge” は「料金なしで=無料で」となります。上の例文を登場させると、

  • They keep your luggage free of charge.
    荷物タダで預かってくれるよ

とも言えるんですね。”for free” と “free of charge” がごちゃ混ぜになって “for free of charge” と言ってしまう人がいますが、これは正しくないので注意してくださいね。
また、”free of charge” は略して “FOC” と書かれることもあります。

他には、”(at) no charge” もよく使われる「無料(で)」なんです。そして、これが冒頭に出てきた薬局のおばちゃんが使っていたフレーズで、”No charge.” と言いながら薬を渡してくれました。

“charge” を使ったフレーズを覚えていると便利なのは「無料」だけでなく「追加料金」にまつわる表現も、ちょっとしたアレンジで言えてしまうからなんです。

  • 無料で
    at no charge
    without charge
  • 追加料金なしで
    at no extra charge
  • ほんの少しの追加料金で
    with a little extra charge

となります。

“complimentary” を使った「無料」

これは私がニュージーランドに来てから初めて知った単語なのですが、”complimentary” も「無料の」を表すときによく出てくる単語です。意味は、

given or supplied free of charge

(オックスフォード新英英辞典)

で、普通はお金を出して買うようなものがタダで提供される「無料の〜」「サービスの〜」を表すときに使います。

...

例えば、記念日に予約したレストランがサービスで出してくれた無料のボトルワインは “a complimentary bottle of wine” で、ホテルの部屋にサービスで置いてある無料の紅茶やコーヒーは “complimentary tea/coffee”、映画などの招待券・タダ券は “a complimentary ticket” となります。

その他の「無料」の英語表現

今回紹介したのは「無料の(で)」を表す単語・フレーズでしたが、これらを使わなくても実は「タダで」が言えてしまうこともあるんです。

例えば「それ、タダであげるよ」は “I’ll give it to you for free” と言えますが、”give” にはもともと「無償で与える=あげる」という意味があるので、

  • I’ll give it to you.

だけでも「タダであげるよ」という意味になります。さらに、

  • You can have it.

も「タダであげるよ」という意味で使われるので、覚えておくと友達との会話などで役に立つかもしれませんよ。

その他にも「タダで」には “for nothing” が使われることもあります。

  • I got this for nothing.
  • He gave it to me for nothing.

のような感じですね。

「無料」「タダ」を表す英語表現はたくさんあるので、表現のバリエーションを増やしたい方は色んなものを使ってみてくださいね!

■「試供品」や「無料のもの」を表すスラングはこちらをご覧ください↓

■”free 〜” “〜 free” の違いはこちら↓

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