“each other” を使わない「お互い」とは?

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「お互い」を英語で言うとすると、真っ先に思い浮かぶのは “each other” だと思います。

確かに、日常会話では “each other” がとってもよく使われるのですが、実はもう一つ「お互い(に)」を表すフレーズがあるんです。

“each other” に代わって使われる「お互い(に)」とは、どんなフレーズなのでしょうか?

この記事の目次

“one another” で表す「お互い(に)」

“each other” を使わない「お互い(に)」を表すフレーズとは、”one another” です。耳にしたことはありますか?

この “one another” は “each other” ほど頻繁には使われないものの、私はちょくちょく遭遇します。

そうなると、”each other” との違いは何なのか、気になりませんか?

その違いを見る前に、この “one another” の使い方をちょっと見てみましょう。例えば、

  • We need to help one another.
    私たちはお互いに助け合わないといけない
  • We respect one another’s privacy.
    私たちはお互いのプライバシーを尊重しています

のような感じです。

 “each other” と “one another” の違いは?

“each other” で表す「お互い(に)」を使った文章も少しだけ見てみましょう。例えば、

  • Ben and Max hate each other.
    ベンとマックスはお互いにとても嫌い合っている
  • My sister and I often borrow and wear each other’s clothing.
    姉(妹)と私はよくお互いの服を借りて着ます

みたいに使いますよね。
では、”each other” と “one another” とでは何が違うのでしょうか?

実はこの二つのフレーズ、どちらも同じように使えるんです。実際に英英辞書で “one another” と引くと “each other” と書かれてあります。

でも、British Councilのページには、分かりやすくこんなことが書かれています↓

Traditionally, each other refers to two people and one another refers to more than two people, but this distinction is disappearing in modern English.

つまり【each other → 2人の「お互い」】【one another → 3人以上の「お互い」】

という使い分けがあったんですね。でも今は、ここにも書かれてあるように3人以上でも “each other” を使うことがよくあるので、その区別は気にしなくてもいいようです。

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“one another” の使い方

“one another” は “each other” と同じように使って問題ありません。

ただ、やはり大勢の人の「お互い」を表すときに “one another” が使われているのを目にすることも多いように思います。

例えば、以前アリアナ・グランデのコンサート会場でテロとみられる爆破事件があった後に、歌手のジャスティン・ティンバーレイクは、

My thoughts and prayers are with all those affected by this horrific act in Manchester. We need to do better. We need to LOVE ONE ANOTHER.

と自身のTwitterに投稿したり、私が好きで見ていたアメリカのトーク番組では司会のエレン・デジェネレス(Ellen DeGeneres)が番組の最後に毎回必ず、

Be kind to one another.

という締めのフレーズを言っていました。日本語に訳すと「みんなお互いに思いやりを持って親切にしようね」という、ちょっと説教くさい感じになってしまいますが、すごくシンプルでいい言葉だなと思います。

“each other” の「お互い」と合わせて、”one another” もぜひ覚えておいてくださいね!

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