「おごるよ」「私のおごり」は自然な英語で?「ご馳走する」を表すネイティブフレーズ

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誰かとご飯を食べに行ったり、飲みに行ったりした時に「今日は私がごちそうする(おごる)よ」って言う場合がありますよね。

これって、英語で何て言うのでしょうか?

“treat” という単語を思い浮かべた人がいるかもしれません。

“I’ll treat you to lunch.(ランチをごちそうします)” や “It’s my treat.(私のおごりです)” も英語としては正しいですが、もっと簡単で日常的にとてもよく使う言い方が他にあるんです。

今回は “treat” を使わない「おごる」「ごちそうする」「私のおごり」を表現する方法を紹介します!

この記事の目次

“buy” で表す「おごる」

「私があなたに〜をおごるよ、ご馳走するよ」という日本語にそのままピッタリなのが、

I’ll buy you 〜.

です。「あなたにおごる=buy you」はなかなか出てこないかもしれませんが、とってもよく使われる表現です。

「〜」の部分におごりたいものを入れるだけなので使い方も簡単です!ただ一点だけ【buy++おごるもの】となるので、語順に注意して下さいね。

例文を挙げてみると、

  • I’ll buy you lunch.
    ランチをごちそうするよ
  • Let me buy you a drink.
    私に一杯ごちそうさせて

“get” で表す「おごる」

“buy” と同じように、他にもシンプルな単語を使った言い方があります。それが “get” を使った、

I’ll get this.
I’ll get it.

です。”get” という単語は本当にいろんな使い方がありますが「おごる」「ごちそうする」と言う時にも使えるんです。

この “I’ll get this.” はお会計の時に「ここは僕(私)が払います」と言うシチュエーションでとてもよく使われるフレーズです。

例えば、日本でも会計のときによくある「ここは私が」と言いながら伝票を取り合うようなシチュエーションを想像すると分かりやすいかもしれません。

おごろうとしている人が勘定書(イギリス英語で “bill”、アメリカ英語では “check”)をレジに持ってきます。おごられそうになっている人が横から支払おうとした時に、おごろうとしている人が “I’ll get this.” と言う感じです。

私はニュージーランドで働いていた時にレストランとカフェの会計もしていたのですが、お客さん同士の、

  • I’ll get this. −No, I’ll get it!
    「ここは私が払うよ」「ダメ!私が払う!」

を百万回ぐらい目にしました(笑)また、ちょっと形が違いますが、

I got this.
I’ve got this.

なんかも同じ意味で使われます。

“on me” で表す「おごる」

実はこれが一番よく耳にするのではないかと個人的に思うのが、”on me” を使ったこんな言い回しです↓

〜 is/are on me

  • It‘s on me.
    私のおごりです
  • Drinks are on me.
    ドリンク(お酒)は私のおごりです

みたいに使います。知らないとなかなか思い浮かばない表現ですよね。

これもシチュエーションの例を挙げると、誰かとご飯を食べに行って会計のときにお財布を出すと、おごろうとしている人が、

  • No, no. It’s on me.
    これは私のおごりです

と言う感じです。もしくは、友達を飲みに誘いたい時には、

  • Let’s go for a drink. It’s on me!
    一杯行こうよ、おごるから!

のようにも使えます。また、店が飲み物などをサービス(無料)で出す場合には “on the house” という表現も使われます。直訳すると「店のおごり」ということですね。

  • Drinks are on the house.
    飲み物はタダです(店のおごりです)

さらに、友達とバーに行って、それぞれ1杯目を注文して支払う際に「この分は俺(私)のおごりね」と言いたいときは、

  • This round is on me.
    この分は私のおごりね

のように言うことがよくあります。”round” という単語はバーなどでお酒を注文するときによく使われるのですが、ドリンクを人数分まとめて注文する1回分の注文のことを指します。

なので、上のように、みんなが注文した1回分を「この分は俺(私)のおごり」と言う場合は “This round is on me.” になって「次の注文は俺(私)のおごりね」と言う場合には “Thanks. I’ll get the next round.” みたいに言えます。

“shout” で表す「おごる」

その他にネイティブがよく使うスラングで、

my shout

があります。「叫ぶ」という意味の “shout” と同じスペリング・発音ですが、ここでは「叫ぶ」は関係ありません。

この “shout” はスラングで、”my shout(私のおごり)”、”your shout(あなたのおごり)” という意味になります。これも例文を挙げると、

  • It’s my shout.
  • My shout.
  • I’ll shout you lunch.

3つ目の例文のように “shout” は動詞としても使えますが、名詞の “my/your shout” の方がよく使われます。

私はこの表現をニュージーランドで初めて知りました。ニュージーランドやオーストラリアではよく使われているものの、アメリカ英語圏では使われないようです。

「おごる、ご馳走する」「私のおごり」英語表現まとめ

ちょっと長くなったので、最後にもう一度まとめてみましょう。

【buy】I’ll buy you a drink. 一杯おごるよ
【get】I’ll get this. ここは私が払います
【on me】It’s on me. 私のおごりだよ
【shout】It’s my shout. 私のおごりだよ

今回はいくつかの表現を紹介しましたが、まずは1つを覚えて使ってみて、慣れたら少しずつバリエーションを増やしてみてくださいね!

■基本だけど意外と見落としがちな「(人)に(何)を買う、買ってあげる、買ってもらう」の “buy” の使い方はこちらで紹介しています↓

■意外とややこしい?「財布」の英語表現はこちら↓

■「おごるよ」「ごちそうするよ」を英語で言うと?

■「生ビール」は英語で何て言う?

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