「お疲れさま」は英語にもある?

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日本の社会とは切っても切れない『お疲れさまです』という挨拶。
皆さんも普段から何気なく使っているはずです。

私も日本で働いていた時は、出社から退社までの間に何回も数えきれないほど使っていました。

そんな「お疲れさま」という挨拶は英語で何と表わされるのでしょうか?

「お疲れ様」ってどんな時に使う?

皆さん、改めて思い出してみて下さい。
「お疲れさま(です・でした)」ってどんな時に使っていますか?

・社内の廊下やエレベーターで職場の人に会った時
・会社の人と電話で話す時の最初の挨拶
・何か大きな事をし終えた人を労(ねぎら)う時
・仕事を終えて帰る人に対して

日本語の「お疲れさま」って本当にいろんな場面で使われています。

もともとは相手の疲れを気遣って使われる言葉ですが、相手が疲れている疲れていないは関係なく、単なる挨拶として形式化している感じもします。

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英語に「お疲れさま」はある?

こんなにいろんな場面で使える便利な「お疲れさま」ですが、英語にもそんな表現はあるんでしょうか?

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残念ながら、「お疲れさま」を一言で置き換えられる便利な表現は、英語にはありません。場面によって使うフレーズが変わってくるんです。

では、日本語で「お疲れさま」と言うような場面で、英語ではどんな表現をするのかを見てみましょう。

「お疲れさま」のシーン別英語表現

社内の廊下やエレベーターで職場の人と会った時

簡単です。単に “Hi” や “Hi, ◯◯” と相手のファーストネーム(苗字ではない、下の名前)を入れて言うだけです。

“Hi, how’s it going?” と言うこともありますが、上司だからと言って “Hello, Mr Yamada” なんて言いません。上司でもファーストネームで “Hi, ◯◯” が普通に使われます。

会社の人と電話で話す時の最初の挨拶

こんな場面でも、英語では「お疲れさま」にあたる特別なフレーズはありません。

例えば、Taroさんが同僚のJohnさんに電話をかけた場合 “Hi, John. It’s Taro here” などと必要なことだけ話します。電話を受けた人も “Hi, Taro” と返して、あとは用件に入ります。

何か大きな事をし終えた人に対して

この場合には英語でも「お疲れさま」に近い表現があります。

“Great/good work” や “Great/good job”、”Well done” などがよく使われますが、チームで大きな事をやり遂げた場合には “everyone” や “team” を付けて「みんな、よくやったね」のようなニュアンスになります。

相手の「疲れを労う」というよりは「褒める」要素が強い感じも受けますが、「お疲れさま」に少しは近い表現だと思います。

努力を評価して “Great effort” と言うこともありますが、これも「お疲れさま」のニュアンスに近い感じもしなくはないですね。

仕事を終えて帰る人に対して

日本語では、まだ仕事をしている人に「お先に失礼します」と声をかけると、もれなく「お疲れ様でした」という返事が返ってきます。

そんな時、英語ではシンプルに別れの挨拶だけです。

“See you tomorrow” が定番ですが、金曜日には “Have a great/good weekend” と言うことが多いです。
ニュージーランドでは夕方に仕事を終えて帰宅する人も多いので “Have a good evening” と言う人もいます。

直訳できない日本語特有の表現

「お疲れさまです」のような、仕事の疲れを思いやって労うという元々の意味が、そのまま日常の挨拶として使われるということは、英語には無いように思います。

それは良い・悪いではなく、単に習慣の違いです。

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英語では職場の人に出会った時にも道で友達に会った時にも “Hi” が使われますが、日本語では “Hi” や “Hello” にあたる挨拶が一定ではないですよね。場面によっても立場によっても変わります。

「Hello = こんにちは」と訳されますが、日本では社内で職場の人に「こんにちは」とは言いませんし、上司が部下に言う “Hi” は「ご苦労さん」と訳されることもあるかもしれません。

これまでにも「英語にしにくい日本語」のコラムをいくつか紹介してきましたが、日本語独特の表現というのは英語に直訳できない事がほとんどです。

それは、その習慣がないので、ピッタリの言葉がないというだけです。

言語は文化や習慣と切り離せないので、その国の習慣や文化を知ることにも繋がってきます。
それだけでなく、日本語の使われ方を見つめ直す、いいきっかけにもなります。

「英語にしにくい」と思う日本語があれば、その日本語の使われ方を紐解いてみると、答えは案外簡単だったりしますよ。

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