“take a chance” は「チャンスを掴め」じゃない?

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以前に結構使える!英語の”chance” というコラムを書きましたが、今日はまたちょっと違う “chance” のお話です。

「チャンス」には「機会」という意味があるので、「チャンス(機会)を掴む」という意味で “take a chance” と言ってしまいそうになりませんか?

でも実は “take a chance” は「チャンスを掴む」という意味ではないんです。

そもそも “chance” ってどんな意味?

“chance” を英和辞書でひいてみると、いろんな意味が出てきます。

偶然、運、見込み、可能性、(偶然の)機会、好機・・・

他にもありますが「〜する機会・可能性」という意味でよく使われますよね。

例えば、”There’s a chance of rain”「雨が降る可能性がある」で「可能性」を表したり、”I had a chance to visit Osaka” は「大阪を訪れる機会(チャンス)があった」なんていう言い方もします。

「取る = take、機会(チャンス)= chance」なのに、”take a chance” はなぜ「チャンスを掴む」ではないんでしょうか?

“take a chance” の本当の意味は?

実は、辞書にはもう一つ “chance” の意味が書いてあるんです。

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それは「冒険・危険・賭け」です。オックスフォード現代英英辞典には、

an unpleasant or dangerous possibility

と出ています。日本語で何気なく使っている「チャンス」の英語 “chance” には、実はこんな意味もあったんですね。

また、オックスフォード類語辞典には “chance” の類語(synonym)として、

risk, gamble, hazard

という単語が連なっています。
ここまで言えば “take a chance” の意味はもうお分かりですよね。

そうなんです。”take a chance” は「リスクや危険を承知の上で(何かを)する」という意味になるんです。

「機会」を表す他の単語

“chance” 以外にも「機会」を表す英単語に “opportunity” がありました。

“opportunity” も「〜する機会」を表す時にとってもよく登場する単語です。
では、”chance” と “opportunity” は何が違うんでしょうか?

Noah's hand

“opportunity” の方がフォーマルですが、実は “chance” も “opportunity” も「〜する機会」という意味では同じです。

ただ、”opportunity” は「何かを可能にしたり、実現・成し遂げるための機会」というような良い意味で使われることが多いです。

「就職・昇進の機会」という意味もあるように、”opportunity” のイメージは「ポジティブ」を生み出す「機会」です。

それ対して “chance” は「偶然や予期せず手に入れた機会」を表すことも多いです。”by chance” は「偶然に」という意味でしたよね。

“chance” は “opportunity” の意味に加えて、ただ「何かをする機会」とポジティブでもネガティブでもないニュートラルな「機会」、運で手に入れた「機会」も表すことがあります。

なので、たまたま偶然手に入れた機会ではない場合には “opportunity” を使うことが多いんです。
例えば、スピーチによくある「◯◯する機会を与えて下さり、ありがとうございます」に “chance” が使われることは滅多になく、”Thank you for giving me the opportunity (to …)” と、圧倒的に “opportunity” が使われます。

「チャンスを掴む」

「(やって来た)チャンスを掴む」を英語にすると “grab a chance” がしっくりくるかと思いますが、これは「予期せずやって来た」というニュアンスが強くなります。

いきなりやって来たチャンスを “grab = ひっつかむ” というイメージですね。

“opportunity” を使って「機会を掴んで利用する」という意味では “take advantage of the opportunity” や “seize the opportunity” などがよく使われます。

この “opportunity” はよく使われる単語なので、耳にする度にどんな意味で使われているのかをじっくり吟味してみると “chance” との違いがだんだん見えてくると思います。

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