関係代名詞の “what”、上手に使えてますか?

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皆さんは会話の中で、上手に “what” を使えていますか?

“what” と言っても、疑問文を作るときの “what” ではありません。
“What you need is love” のような使い方をする、関係代名詞の “what” のことです。

私は、学校で習って以来ずっと「こんなの本当に役に立つの?」と思っていました。それが、実際の会話では本当にめちゃくちゃ役に立つんです!

今回は、これを使わずには話せないんじゃないかというぐらいネイティブもとてもよく使う “what” のお話です。

この記事の目次

「〜なこと」「〜なもの」を表す関係代名詞の “what”

“What you need is love” の “what” のように「〜なこと」「〜なもの」と訳される “what” って、慣れていないと使い方が少し難しいですよね。

でも、会話では本当によく使われます。
では、何のために使うのでしょうか?

私が思う理由を書いてみたいと思いますが、まずは実際の会話の中でどのように “what” が使われるのかを見てもらった方が分かりやすいと思います。

例えば、こんな感じです。

  • What I’ll do is …:私が(これから)することは〜です
  • What we can do is …:私たちができることは〜です
  • What I’m trying to say is …:私が言おうとしてることは〜です
  • What he said is/was …:彼が言ったことは〜だ(だった)

のように “What” を文章の一番最初にもってくるパターン。これが会話の中では本当に頻繁に出てくるんです。

この “what” は “the thing(s) that” という意味ですが、簡単に言えば「〜なことは(…です)」を表現する場合に使われます。

関係代名詞の “what” を使う理由

わざわざ “what” を一番最初に持ってこないで、”I’ll (do) …” や “We can (do) …”、”He said that …” とも言えるのに、なぜそうしないのでしょうか?

それは、これから何を言いたいのかを最初にもってくると、相手により伝わりやすくなるからなんです。

例えば、こんな2つの文章があります。どんな印象の違いを受けますか?

  1. You need to wait.
  2. What you need to do is wait.

2の文章のように「あなたがしないといけない事は…」と先に言われた方が、相手の言いたいことがスッと入ってくる印象がありませんか?

私も最近、このような “what” を使った表現に遭遇しました。

飛行機のマイレージカードのことでAir New Zealandのカスタマーセンターに電話したのですが、そこでオペレーターさんに言われたのが、

  • What you need to do is scan your passport and email it to us.
    パスポートをスキャンしてメールで送ってください

でした。
この場合、”You need to scan your passport and …” と言われても、意味はもちろん分かるのですが、”What you need to do is …” と言われた方が「おっ、この後に何をしたらいいか言ってくるぞ」と、相手の言いたいポイントが理解しやすいです。

また、別のパターンで “What I’ll do is …” もよく使われます。これは「こうして、こうして、こうするね」などと言う時のお決まりのフレーズです。

例えば、うちの大家さんが駐車場を工事した時にも、

  • What I’ll do is remove all the concrete and put some gravel to raise the car pad.

のように、工事プランを前もって説明してくれました。
その他にも、話の途中で相手に自分の言いたいポイントが伝わってないかも…と思った時には、

  • What I’m trying to say is that life is short.
    私が言おうとしているのは、人生は短いという事です

のように言い直すことで、要点を的確に伝えることができます。

会話ではスッキリした分かりやすい表現を使おう

今回紹介したような「あなたがしないといけないのは…」「私が言おうとしているのは…」などと先にポンッと言っておいて、その後で具体的に「これこれこういう事です」というのは、とても英語らしい表現だと思います。

会話ではスッキリした分かりやすい表現が好まれるので、この “what” が使えるようになると、表現のバリエーションがとても増えて、相手にもより伝わりやすくなります。

そして、もう一つ良いことがあるんです。

“What I’ll do is…” などと言っている間に、これから話すことを頭の中で整理することもできるので、ちょっとした時間稼ぎにも使えますよ。

「〜なこと」を表す “what”、こんな使い方も

今回紹介した「〜なこと」を表す “what” は、文章の先頭で使うものばかりでした。
でも実は、この “what” は文章の途中に出てくることもすごく多いんです。

使いこなせると表現の幅がグンと広がる、もう一つの “what” の使い方はこちらで紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください!↓

■ネイティブがよく使う “It is what it is” のwhatもこれと同じ使い方です↓

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