“How does it work?” というフレーズを耳にしたことはありますか?
これは私がニュージーランドに来てから、ネイティブがよく使うなぁと思ったフレーズの1つです。
海外に行ったときにも役立つし、海外から日本に来た人が使うことも多いと思うので、今回はそんな知っておくと何かと便利な “How does it work?” を紹介します!
“How does it work?” の意味は?
“work” には「仕事」や「働く」という意味があるのは、皆さんご存じですよね。
でも、それだけではなく「システムが機能する、作用する」という意味もあります。この「機能する」や「〜という仕組みになっている」という意味の “work” も会話でよく使われるんです。
「How=どのように」「it=それ」「work=機能する」なので、直訳すると「それはどのように機能するのですか?」です。でも、これだといまいちイメージしにくいかもしれませんね。
“How does it work?” は「どんな仕組みになってるの?」と聞くような場面で使えるのですが、具体的にどんなシチュエーションでどう使われるのか見てみましょう!
初めて訪れる場所で特に役立つ
海外から初めて日本を訪れた観光客が “How does it work?” と言いそうなのは、例えばこんなときです。
食券を入り口で買って注文するような飲食店ってありますよね。でも、あのシステムを知らない人にとっては、店に入ってどうすればいいのか、どう注文するのかさっぱり分かりません。そんな時、
- I’ve never been here before. How does it work?
どんな仕組みになってるんですか?
と聞かれたら、お店の人は「先に券売機で食券を買う」というシステムを説明すればいいんです。
あるいは逆に、自分が海外旅行に行ったときに、インフォメーションセンターで便利な交通カードを紹介されたとしましょう。
「それってどんなカードなの?どんな仕組みなの?」と聞くには、
- What is it? How does it work?
とだけ聞けば、相手は使い方やどんな仕組みなのかを説明してくれます。
“How does it work?” が便利なのは、1つ1つ細かいことを質問しなくても「どんな仕組みなの?」とザックリ相手から情報を引き出せることなんです。
システム・仕組みが分からない時に役立つ
“How does it work?” は初めての場所に行かなくても、日常生活の中でももちろん使えます。
例えば私の住む街では、いくつものカフェが採用している「再利用できるステンレス製の持ち帰り用コーヒーカップ」のシステムがあります。
そのシステムを紹介するウェブサイトにも “How does it work?” が登場していました↓
上のウェブサイトでは “How it works” というタイトルのページ「再利用カップのシステムの仕組み」が紹介されています。
システムの仕組みはこうです(This is how it works.)↓
利用者(お客さん)はステンレス製のカップに持ち帰り用コーヒーを入れてもらいます。その際、コーヒーの代金プラス$3をデポジットとして支払います。
そして、そのカップと蓋をカフェに返却すると$3が返ってくる仕組みです。返却するのは購入したお店に限らず、このシステムを採用しているカフェならどこでもOKです。
…と、こんな仕組みになっているんですね(That’s how it works!)
こんな感じで、”How does it work?” だけでなく、
- This is how it works.
- That’s how it works.
なんかもよく使われます。
今回紹介したような「仕組み・システムが機能する」「〜という仕組みになっている」を表す “work” は覚えておくととても便利です。ぜひ使ってみてくださいね!