英語っぽいのに通じない単語たち7 ハイテンション

カタカナ英語とはイメージが違う単語 “gorgeous”
サンドイッチのSUBWAYは「地下鉄」という意味じゃない
“He is survived by his wife” ってどんな意味?

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和製英語って、英語を勉強したり話したりする上で、やっかいな存在ですよね。

カタカナだし響きが英語っぽいから英語だと思って使ってしまうと、全く通じない…ということになりがちです。

ゆっくり言っても、発音を少し変えてみても通じない…そんな経験、私にもあります(笑)

今回はそれらの和製英語とはちょっと違う角度から、単語自体は英語だけど日本で使われてる意味が英語本来の意味とは違う「ハイテンション」という表現を取り上げたいと思います。

「ハイテンション」は和製英語?

何だかテンションが高い人がいたら、日本語では「あの人、超ハイテンションだね」みたいに言いますよね。

このノリで、”She’s high tension” と言ってしまうと “She’s what?” と変な顔をされてしまうでしょう。
では一体、英語で “She is high tension” とは、どんな意味になるのでしょうか?

正解は・・・「彼女は高電圧です」

ネイティブが「は?」と言いたい気持ちが分かります。
“Her tension is high” も残念ながら正しく伝わりません。

英語の “tension” の意味

そもそも、日本語の「テンションが高い」という意味では “tension” は使われないんです。

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“tension” は「電圧」という意味もありますが「ピンと張ること」が本来の意味です。

日本語では「首と肩にハリがある」なんて言いますが、その「張っている」感じが “tension” のイメージです。”I have tension in my neck and shoulders” と言ったりします。

「表面張力」も英語では “surface tension” といいます。ピンと張ってるイメージ、できますよね。

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また、ここから派生して「精神的・心理的な緊張、緊迫状態」といった、どちらかと言うとネガティブな意味で使われることが多いんです。

このネガティブな “tension” は日常会話よりもニュースでよく耳にします。
早速、”tension” が使われているニュースを調べてみると、ちょうどいい例がありました。

安倍首相が靖国神社へ真榊(まさかき)を奉納した、というニュースがBBCでこんな風に報道されています。

Beijing-Tokyo tensions are back in the spotlight as media lash out at Japanese officials’ visits and offerings to a controversial shrine.
意訳:日本の閣僚の靖国参拝と(真榊)奉納をメディアが騒ぎ立てて、中国・日本の二国間の緊迫状態が再び注目されてます

どうですか?”tension” の持つピリピリした緊張状態というニュアンスがよく表れていますよね。
他にも「韓国と北朝鮮の緊張が高まっている」は “Tensions are rising between North and South Korea” みたいになります。

ニュースに出てくる “tension” は、たいがいが国家間や組織間の緊張の意味であることが多いです。

“tension” に「気分」の意味はない

“tension=緊張” のイメージから考えても、”She is high tension” はやっぱりヘンですよね。

改めて考えてみると、日本語の「ハイテンション」って英語でニュアンスを伝えるのが難しいのですが、気分が高揚しているとか、興奮状態といったニュアンスを伝えたいなら、”She is so excited” がいいかもしれません。

ワクワクしたハッピーな興奮状態を表したいなら “I’m so stoked” なんかもぴったりですね↓

ただし、”She is high” はアブナい匂いがプンプンするので注意が必要です。

“high” は人を主語にして使うと、ドラッグでハイになっている状態を示すことが多いので、間違っても “I’m high” とは言わない方がいいです…

「私は今日はテンション低めなの」も “tension” は使わないでくださいね。
“I’m feeling low today” ぐらいがいいかもしれません。

「英語っぽいのに通じない単語」シリーズ

こんな感じで、英語っぽいのに通じない単語たちを少しずつ紹介しているこのシリーズ。

次の「通じない単語たちシリーズ8」は、「ジュース」や「サイダー」といった「飲み物編」をお届けします↓

■■シリーズを通して読んでみたい方は、こちらからどうぞ!

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