「慣れる」って普段、会話でよく使う表現ですよね。
「新しい環境に慣れる」「新しい生活に慣れる」「学校に慣れる」「使い慣れる」などなど、いろんな場面で出てきます。
そこで今回は、私が周りのネイティブからよく耳にする「慣れる」の英語表現をいくつか紹介したいと思います!
“get used to 〜” で表す「慣れる」
「慣れる」といえば、一番有名なのはこの “get used to 〜” ではないかと思います。もちろん、日常生活の中でもとってもよくつかいますよ。
- I’m getting used to my new routine.
新しい生活パターンに慣れてきています - It always takes me some time to get used to new things.
私は新しいことに慣れるのにいつも時間がかかります - Have you got used to your new surroundings?
新しい環境に慣れましたか? - I’ve got used to wearing a face mask all the time.
いつもマスクを着けているのに慣れました - Don’t worry. You’ll soon get used to it.
大丈夫、すぐに慣れるよ
“get used to 〜” は「慣れる」という変化を表すのに対して、”be used to 〜” は「慣れている」という状態を表します。
- I’m used to working long hours.
私は長時間働くことに慣れています - I’m not used to this.
私はこれに慣れてないんです
“to” の後ろには名詞が入るので、動詞を入れたい場合には-ingにして「〜すること」になることに注意です。
“settle in/into” で表す「慣れる」
そして「新しい環境に慣れる」を表すときに特によく使われるのが “settle in/into 〜 ” というフレーズです。
日常会話の中でも、新しい環境・仕事・学校・家に「落ち着く、馴染む」といったニュアンスの「慣れる」を表すときにとてもよく出てきますよ。
- I’ve settled into a new routine.
新しい生活に慣れました - I’ve settled into my new role (at 会社名/as 役職名).
(〜での/〜としての)新しい役割(仕事)に慣れました - How are you settling in?
(新しい家に引っ越した人に)どうですか?落ち着いてきましたか? - How is Anna doing? Is she settling in alright?
(新しく入学・入園した子の親に)Annaはどう?慣れてきましたか? - It took my daughter two terms to settle into school.
娘は小学校に慣れるのに2学期かかりました
“familiar” で表す「慣れる」
見慣れる、やり慣れる、使い慣れるのように「よく知っている、知識がある、親しみのある」というニュアンスの「慣れている、慣れる」には “familiar” もよく使われる単語です。
- I’ve become familiar with the new system.
新しいシステムに慣れました - You’ll become familiar with these terms.
これらの用語にはそのうち慣れますよ - He’s not familiar with Zoom.
彼はZoomに慣れていません - Are you familiar with Mac computers?
Macのパソコンは(使い)慣れてますか? - He’s very shy around people he is not familiar with.
彼は慣れていない人(よく知らない人)にはとても人見知りです
「慣れる」の英語表現はたくさんある
他にも “adjust(順応する)” という単語でも表せる場合があったり、少しかたい表現だと “get accustomed to 〜” も「〜に慣れる」を表す表現なので、どれか一つだけしか使えないということはほとんどありません。
以前、”get the hang of 〜” というフレーズを紹介しましたが、これも「コツを掴む」というニュアンスで「慣れる」と言うときに使えますよ。
また、何か新しいことをしようとしている人に対して「大丈夫、すぐに(そのうち)慣れるよ」と言う場合には、
- (Don’t worry.) You’ll be fine!
とだけ言うこともよくあるので「慣れる」を必ずしも英語で表す必要がないこともあります。
なんだかややこしくなってきましたが、まずは1つしっかり使えるようにして、あとは徐々に表現の幅を増やしていくといいと思います。