都道府県をまたぐ移動の自粛が解除されて、外出もだいぶ自由にできるようになってきましたよね。
マスクをしていれば大丈夫という人もいれば、それでも用心して慎重になっている人もいると思います。
そこで今回は「慎重な」「用心深い」「警戒して」を表すときによく使われる単語を紹介します!
「慎重な」を英語で言うと?
「慎重な」を表すときに使いやすいのは “careful” かもしれません。
ケガをしないように、あるいは何か悪いことが起こらないように「注意を払う→慎重な」というニュアンスです。
例えば、ハサミや包丁など指を切りそうなものを使っている人に「指を切らないように慎重にね」と言いたい場合は、
- Be careful so you don’t cut yourself.
みたいに「注意してね」と言えば「慎重に」のニュアンスを表すことができますよね。あるいは、
- You should be careful about what you say.
は「発言に気をつけたほうがいいよ」ですが、これも「慎重になったほうがいい」というニュアンスです。
“careful” は幅広く使える便利な単語ですが、もっと「警戒している」「用心深い」のニュアンスをピッタリ表せる単語があるんです。
“cautious” で表す「慎重な」
“cautious” という単語を聞いたことはありますか?/ˈkɔː.ʃəs/と読みます。これは、
being careful about what you say or do, especially to avid danger or mistakes; not taking any risks
(オックスフォード現代英英辞典)
という意味で「危険を冒さない=慎重な」というニュアンスの単語です。
危険を冒さなよいように慎重だったり用心深かったり、警戒したりといった、危険を恐れることからくる「慎重な」を表すのにピッタリです。
“cautious” の使い方
例えば、ニュージーランドがコロナ対策のロックダウンを終了する直前に、こんなことがありました。
親が働いていて家で面倒を見れない子どもだけに対して幼稚園がオープンするという日が数日ありました。
先生から事前に確認の電話がかかってきたので「何人ぐらい幼稚園に来そう?」と聞いてみたところ「すごく少ないよ」に続けて、
- Everyone is being cautious.
と言っていました。「(コロナに感染しないように)みんな慎重になっているよ、用心深くなっているよ」みたいな感じですね。危険を恐れて注意深くなっている・警戒して慎重になっているニュアンスが感じられると思います。
- Many people are still cautious about going out.
多くの人はまだ外出に慎重だ - Be cautious about posting and sharing personal information online.
インターネットに個人情報を投稿・シェアするのは慎重になりなさい(用心しなさい) - He’s a very cautious man.
彼はとても慎重な男です(用心深い、警戒心が強い) - My daughter is adventurous but my son is very cautious.
私の娘は大胆だけど、息子はとても慎重(警戒心が強い)です
他にも、”cautious approach” という表現もよく使われますよ。
- The Government is taking a cautious approach to opening its borders.
政府は国境開放に慎重な姿勢をとっている
“cautious” は “careful” よりも少し硬い表現ですが、より警戒している・用心しているニュアンスが出るので、”careful” ばかり使っていた方はぜひ “cautious” もボキャブラリーに加えてみてください!
■英語の “risk” の意味と使い方はこちらで紹介しています↓
■”Better safe than sorry” や “play it safe” も場合によっては「慎重な」を表せます↓