“Christmassy” という単語を耳にしたことはありますか?
今の時期は街のそこらじゅうが “Christmassy” という感じがしますが、では一体 “Christmassy” ってどんな意味だと思いますか?
今回は日本ではあまり聞き慣れない “Christmassy” という単語のお話です。
“Christmassy” の意味とは?
“Christmassy” という単語。見ての通りクリスマスに関連した単語で、発音も見たまま /ˈkrɪsməsi/ と読みます。
私はニュージーランドで初めて耳にした時に「クリスマシーってそんな単語あるの⁈」とビックリしたのですが、ネイティブは結構よく使います。
この “Christmassy” とは、
typical of or suitable for Christmas
(The Britannica Dictionary)
つまり「クリスマスらしい」「クリスマスっぽい」という意味なんです。
“Christmassy” の単語の成り立ち
“Christmassy” という単語は「Christmas+-y」に分解することができます(sは2つ重なります)。
こんなふうに名詞の後ろに「-y」をくっつけて「名詞+-y」にすると、あっという間に形容詞ができあがるんです。
そうすると「〜の多い」「〜だらけの」みたいな意味を持たせることができます。例えば、
- salty(salt+-y)塩の多い、塩っぱい
- sugary(sugar+-y)砂糖の多い、砂糖だらけの
- spicy(spice+-y)スパイシーな、香辛料のきいた
- oily(oil+-y)油っこい、脂っぽい
- watery(water+-y)水っぽい
- hairy(hair+-y)毛むくじゃらの
などは言うまでもなく皆さんご存じの単語ですよね。これらは意識していないかもしれませんが、全部「名詞+-y」でできた形容詞です。
そんな「-y」は上のような「〜の多い」という意味以外にも、
like or typical of something
(ロングマン現代英英辞典)
「〜のような、〜らしい」という意味を作ることもできるんです。なので “Christmassy” は「Christmas+-y」で「クリスマスらしい」「クリスマスっぽい」という意味になるんですね。
ちなみに、これと同じパターンで “summery(夏らしい)”、”wintry(冬らしい)” という単語もあって、”summery/wintry weather(夏らしい/冬らしい天気)” のようによく使う単語です。
“Christmassy” の使い方
“Christmassy” の使い方は簡単です。
強いて言うなら “look Christmassy(クリスマスっぽく見える)” のように “look” と一緒に使うことが多い印象ですが、使い方は普通の形容詞と同じです。
- Snow makes everything look Christmassy.
雪は全てをクリスマスらしく見せる
(雪があると全てがクリスマスらしく見える) - I like the wreath but it doesn’t look Christmassy enough.
そのリース、いいと思うんだけどクリスマス感が足りない - Come dressed in your Christmassy outfits.
クリスマスっぽい服を着てきてください - I didn’t do anything Christmassy this year.
今年はクリスマスらしいことは何もしませんでした
「クリスマスらしい」「クリスマスっぽい」を英語で表現したくなった時にぜひ使ってみてくださいね。
■「名詞+-y」は本当にいろんな単語に使えるんです↓