何かを食べたり、飲んだりしていて「むせる」ことってありませんか?
食べ物以外でも、自分の唾でむせたりすることもあります。
今回はそんな、英語で言えそうで言えない「むせる」を英語で何と言うのか、私がネイティブから耳にする表現を2つ紹介します!
「むせる」を英語で言うと?
「むせる」と言うときによく使われる単語があります。それは、
choke
です。これは「窒息させる」を表す単語で、一見すると「むせる」とちょっと違う感じもしますが「息ができないようにさせる」というのが元々の意味です。そして、
choke on 〜
で「(人が)〜を喉に詰まらせる、〜で息が詰まる」という意味になるので、これが「〜でむせる」を表すときにとてもよく使われます。例えば、
- I choked on my coffee.
コーヒーでむせた - I laughed so hard I choked on my spit.
笑いすぎて自分のツバでむせた
みたいな感じですね。
「むせる」だけでなく「〜を喉に詰まらせた」と言う場合も同じように “choke on 〜” を使って、
- He choked on a mochi.
彼は餅を喉に詰まらせた - Young children can choke on food quite easily.
小さい子どもは食べ物で簡単に喉をつまらせることがある
のように言うので、”choke on 〜” は必ずしも「むせる」とは限らないですが、イメージとしては「何かが喉に詰まって息ができなくなる」と言うときに広く使えますよ。
“go down the wrong pipe” もよく使う
そして、もう一つ「むせる」を表すときにネイティブがよく使うフレーズがあります。それは、
go down the wrong pipe
というちょっと長めのフレーズです。
“pipe” とは「管」という意味ですよね。この “the wrong pipe” は「違う管」つまり、これは「気管」を指します。
本来なら食べ物・飲み物は「食道」に入っていかないといけないのに「気管」に “go down” してしまう、という意味のフレーズです。
日本語でもむせたときに「気管に入った、変なところに入った」などと言いますよね。それと同じです。
- (cough cough) It went down the wrong pipe.
(ゴホゴホ)むせちゃった(気管に入っちゃった) - Are you OK? −I’m fine. (It) just went down the wrong pipe.
「大丈夫?」「平気だよ。むせただけ」
“pipe” を “way” や “tube” に置き換えて、
go down the wrong way
go down the wrong tube
と言うこともありますが、意味は全く同じですよ。今度むせたときにぜひ思い出して使ってみてください!