英英辞書を全力でオススメする訳

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突然ですが、皆さんは英英辞書を使ったことはありますか?

単語の意味を調べる時に英和辞書はよく使うものの、英英辞書は使ったことがないという方も結構いるのではないでしょうか?

私が英英辞書を使い始めたのは、日本で英会話教室の先生に勧められたのがきっかけでしたが、英語を勉強していくうちに英和よりも英英辞書を頻繁に使うようになりました。

今回は、英英辞書を使ったことのない方にゼヒ読んでいただきたいコラムです。

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そもそも英英辞書って何?

英単語の意味が日本語で書いてある辞書は【英和辞書】です。知らない単語の意味が日本語でパッと分かるので、一番使いやすいと感じると思います。

それに対して、英単語が英語で説明してあるのが今回のテーマでもある【英英辞書】です。

一口に英語で説明と言っても、見たことがない方にはイメージが湧かないと思うので、早速単語を一つ調べてみましょう。

“apple” を英英辞書で調べてみた

今まで “apple” なんて辞書で調べる機会はありませんでしたが、敢えて調べてみました。そうするとオックスフォード新英英辞典には、

the round fruit of a tree of the rose family, which typically has thin green or red skin and crisp flesh.

と書かれています。

どうですか?「リンゴ」という単語を説明する、この情報量の多さ!これが英英辞書の良さの一つです。

ちなみに英和辞書で “apple” を調べてみると、日本人なら誰でも知っている「リンゴ」で終了です(他にも意味はありますが)。

でも、英英辞書なら “rose family(バラ科)” や “flesh(果肉)”、そして “skin(皮)” という単語まで学べてしまうんです。

■ちなみに「皮」のいろんな英語表現はこちらで紹介しています↓

この中にまた知らない単語があると、その単語を英英辞書で調べて、その先にまた知らない単語があると…と、どんどん深みにはまっていくこともあるのですが「あー、こういうふうに言うんだ」と感心するぐらい上手に説明されています。辞書なので当たり前なんですがね。

英語で英語を勉強する習慣を身につける

英語を勉強していて、「長い文章が作れない」や「こう言いたいんだけど上手く言えない」という事はありませんか?

それは、英和辞書で慣れてしまっている<英語を日本語で理解すること>が原因の一つかもしれません。

確かに、知らない単語を調べる時には日本語でパーンと答えが返ってきた方が簡単でラクですよね。上のリンゴのくだりがいい例です。

でも、日本語を挟まずに英語を英語で理解することって結構大切なんです。
英英辞書を使うと、頭の中の日本語変換装置をオフにすることができるのが、英英辞典をオススメする大きな理由の一つです。

日本語を挟まずに、英語だけで理解する。この習慣を続けていくと、いつの間にか英語で表現するのが苦ではなくなっているのに気付くと思います。
そして、英和辞書だけを使っているよりも確実にボキャブラリーは増え、長い文章が作れるようになっていきます。

英和辞典と使い分けるのも良し

ただ、英英辞典だけを使うというのも結構大変だったりします。
英英辞典の解説が理解できない…ということもあると思います。

私も、意味だけパッと知りたい時には英和辞典を使うこともありますが、その単語の意味をちゃんと理解したい時には必ず英英辞典を使うようにしています。

特に英英辞典の良さを感じる時は、同じような意味の複数の単語の違いを調べる時です。

英和辞典で同じような意味の日本語が書いてあって「何が違うの?」と感じたこと、ありませんか?
そんな時はたいてい英英辞典で調べるとシンプルに解決できたりしますよ。

自分で使いこなせるボキャブラリーにするためには、意味と使い方をちゃんと理解しないといけないですよね。そのためにも、単語の定義を英語で理解するというのはとっても大切なんです。

オンライン英英辞書のおすすめ2つ

今の時代はAIが何でも教えてくれますが、英語学習に適しているなと私が思うのはオンライン英英辞書です。

無料で使える上に、必要な情報(定義、発音記号、発音の読み上げ、例文)がコンパクトにまとまっていて使いやすいです。

私がもう長年お世話になっている個人的なおすすめは、

です。Cambridge Dictionaryは解説がとても充実している点がお気に入りです。これに関しては、以下のコラムで紹介しているので、ぜひこちらをご参照ください↓

そして、ロングマンも解説がスッキリしていて、いくつかあるオンライン英英辞書の中でも一番分かりやすいし、例文も ‘使える例文’ がコンパクトにまとまっているので、めちゃくちゃおすすめです。

定義の解説に使われている単語が基本単語の2000語だけ、というのも英語学習者が使いやすいポイントです。

さらにロングマンでは、その単語の重要度や使用頻度の高さが示されているのも嬉しい機能です。例えば、”however” を調べてみると、こんなふうに表示されます↓

発音記号の右側に赤い丸が3つありますよね。これはその単語の重要度を示しています。これには4段階あって、

  • 赤い丸3つ → 重要単語の上位3000語
  • 赤い丸2つ(+白い丸1つ)→ その次の3000語
  • 赤い丸1つ(+白い丸2つ)→ その次の3000語
  • 赤い丸も白い丸も表示なし → 重要単語上位9000語に入っていない

という表示になります。上の “however” は赤い丸が3つ付いているので、とても重要な単語(絶対に使いこなせるようにしたい単語)ということになります。

さらに、その右にある枠で囲まれた「S2」「W1」という表示がありますよね。この「S」は「話し言葉」、「W」は「書き言葉」での使用頻度を表します。

さらに「1」は使用頻度の高い1000語に入っている、「2」は同じく2000語の中に入っている、ということです(「3」まであります)。

つまり、上の “however” は使用頻度で言えば、話し言葉よりも書き言葉での使用頻度のほうが高いことがわかります。

話し言葉と書き言葉では使われる単語が違ってくるので、カジュアルでフランクな会話の中に “however” が突然ででくると不自然に聞こえたりします。

いくつか似た単語を知っている場合に「どの単語を使うのがよりナチュラルか」の参考になったり、その単語の使用頻度の高さ(低さ)を知ることができるので、この指標は地味に参考になります。

■ロングマンのオンライン英英辞書は普段使いだけでなく、日常に出てくる身の回りの物の名詞を無理なく覚えるのにも最適です↓

これがきっかけで英英辞書を使い始めてよかったなーという方が増えれば嬉しいです。

英語で書かれたテキストも超絶オススメです

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英語で解説されている文法・ボキャブラリーのおすすめテキストについては、こちらのコラムで詳しく紹介していますので、ぜひ読んでみてください↓

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