英語には “thrilled” という単語があります。
“I’m thrilled.” のように使う形容詞なのですが、これってどんな意味だと思いますか?
日本語の「スリル」を想像してしまうと意味を取り違えてしまいがちな、今回は “thrilled” のお話です。
“thrilled” の意味は「スリル満点」?
Googleで試しに “thrilled” の意味を調べてみると「スリル満点」と出てきました。
「スリル満点」って、ジェットコースターやアトラクションなんかの「楽しいけどちょっと怖いもの」を表すときに使う言葉ですよね。
私が初めて “I’m thrilled.” という表現を知ったときも「怖い」っぽい意味なのかなと思いましたが、これ、全然違うんです。”thrilled” とは実は、
extremely happy about something
(Cambridge Dictionary)
という意味で、めちゃくちゃ嬉しいときに使う単語なんです。
“very excited” や “very pleased” と同じで、ワクワクしたり、大喜びや感激でドキドキ興奮しているニュアンスです。「怖い」のニュアンスはありません。
“thrilled” の使い方は?
“thrilled” の使い方は簡単です。
人が主語に来て「人+be動詞+thrilled」という形で使います。
例えば、こないだ娘の友人のお母さんから「娘の誕生日会をするので来てください」とメールが来ました。そのときに「参加させてもらいます」と返事をすると、
- That’s great! She’ll be thrilled.
というメールが返ってきたのですが、これは「よかった!娘が大喜びするわ」という意味です。
他には、”be thrilled to do 〜” という形でもよく使われます。例えば、何かいい知らせを聞いたときに、
- I’m so thrilled to hear the news (that 〜).
その知らせを聞いてとても喜んでいます
と返すと、テンションが上がっている感じの「とても喜んでいる」を表せますよ。
他にも “be thrilled about 〜” や “be thrilled that 〜” という形もあります。
- He isn’t too thrilled about moving because he doesn’t know anyone there at all.
彼は引越しをあまり喜んでないんだ。向こうには知り合いが全くいないから - I’m thrilled (that) Ed Sheeran is coming to New Zealand!
エド・シーランがニュージーランドにやって来るなんて超ワクワクする!
ビジネスでも使われる “thrilled”
“thrilled” はビジネスのシチュエーションでもよく使われる単語なんです。
- We‘re thrilled to announce the launch of our new website.
我が社の新しいウェブサイトのローンチを発表できて大変嬉しく思います - I‘m thrilled to be a part of the team.
チームの一員になれてとても嬉しいです - We are thrilled that we can finally start welcoming customers back.
(コロナの措置が終わって)ついにお客様をまたお迎えできることを大変嬉しく思っています - We would be thrilled if you could take a few minutes to provide feedback on our service.
我が社のサービスについてフィードバックをいただけると大変嬉しく思います
“thrilled” の発音は “th” と “r” と “l” が全て入っているのでちょっと練習が必要ですが、ぜひ覚えて使ってみてください!