15年ぶりのTOEICとリスニング・リーディング

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先日、久しぶりにTOEICを受験しました。ニュージーランドに留学する前にも受けていたので、実に15年以上ぶりです。

個人的には必要性がなければTOEICは受験しなくていいかなと考えているのですが、今回は自分のリスニング力・リーディング力が渡航前と比べてどうなったのかを客観的に知りたかったのと、今後必要になりそうなので受けることにしました。

そこで今回は、15年ぶりにTOEICを受けた率直な感想と、何がスコアアップに繋がったのかを個人的に振り返りつつ、私が考えるリスニング力・リーディング力アップの方法を紹介したいと思います。

短期間で点数を上げる画期的な方法とかではないので、あまり参考にならないかもしれませんが、何か少しでも参考になるところがあればいいなと思います。

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ニュージーランド渡航前のTOEICスコア

15年前はテスト形式が今とは少し違っていましたが、スコアは確か700点台後半ぐらいだったと思います。

スコアの内訳はと言うと、リスニングがとにかく苦手でした。会話の内容が完全には聞き取れていなかったので、分からないところは勘で答えてひっかけ問題にまんまと引っかかる、という感じです。

一番耳馴染みがあったアメリカ英語でそんな状態だったので、アメリカ英語以外の英語が問題に出てくると「何て言ってるのか分からない!」とお手上げ状態でした。

当時は英会話教室に週2回通っていたものの、リスニングを鍛えるための勉強は特にしていなかった(TOEICの参考書のリスニング音源を聞くぐらいだった)ので、今考えてみるとできなくて当たり前という感じです…。

文法やイディオム・ボキャブラリーは大学受験で結構みっちり勉強したので、リーディングでいかに点数を稼いでリスニングをカバーできるか、というのが私の15年前の状態でした。

15年ぶりにTOEICを受けた結果

今回の試験を受けた結果は975点でした。
15年前とは反対に、リスニングが満点でリーディングで点数を落とした感じです。

問題を解いていて感じた最大の変化は、昔はとても苦手だったアメリカ英語以外の英語(イギリス・オーストラリア・ニュージーランド英語)がどれもハッキリ聞き取れるように変わったことでした。

15年住んでいたら当たり前じゃない?と思われそうですが、クセの強いニュージーランド英語に鍛えられ、さらに多国籍な国でいろんな英語を話す人がいたので、自分の「英語をキャッチする能力」が思ったよりも上がっていたことが嬉しかったです。

リーディングは思っていたよりもなかなかタフでした…。75分間、スピードと正確性・集中力をキープさせるのはなかなか大変ですね。

リーディングではいくつか点数を落としましたが、昔の自分にはできていなかった「日本語に訳さず、英語のまま前から意味をとっていく」ということができている実感がありました。

リスニング力を上げる方法

ここからは、15年前の自分と今の自分を比べて、私が思う「リスニング力アップの方法」と「リーディング力アップの方法」を書いてみたいと思います。

まずは、リスニングから。

昔の私はTOEICや参考書の音源を聞いてリスニングの勉強をしていましたが、これは効果的ではないと思います。その理由は、試験や参考書の音源はどれもクリアな発音でスピードもゆっくりだからです。

ある程度基礎力があるのにリスニング力がなかなか上がらない方は、海外のYouTuberでもインスタグラマーでもいいので(必ずスクリプトがあるもの)、ナチュラルスピードの音を「聞き取るぞ!」という意気込みでたくさん聞いて練習をすることをおすすめします。

一度聞いてみて、聞き取れなかった部分をスクリプトで確認して、自分で言えるようにする。地道ですが、この練習で「量」をこなすことが大切だと思います。

特にリンキングなんかは、ゆっくりハッキリ話しているTOEIC音源ではなかなか学べないので、ナチュラルなスピードの音源で練習することをおすすめします。

最初はナチュラルスピードで聞き取れなくても、練習を続けていくと、TOEIC音源がものすごくゆっくりクリアに聞こえるはずです。

リーディング力を上げる方法

リーディングもなかなか悩ましいですよね。文法をきっちりおさえつつ、ボキャブラリーも増やさないとリーディング力はなかなか上がらないからです。しかも、TOEICではスピードが求められます。

文法は参考書で学べますが、ボキャブラリーはやってもやっても限りがないですよね。そんな中で私がやってきて良かったなと思う方法は、とにかく貪欲に「英語で読む機会を自ら増やすこと」です。

多少難しくても、英語で書かれたニュースや記事を毎日読んだり、調べたい情報があれば日本語ではなく英語で検索したり、海外の好きなショップやウェブサイトのメールマガジンに登録して送られてくるメールを隅から隅まで読んだり、SNSも英語で発信している人をフォローして投稿から学べる表現はないかチェックしたりしていました。あとは、英語で書かれたお菓子や商品のパッケージを裏面まで熟読するのも好きでした(笑)

ただ、どれもやるだけでは忘れてしまうので、新しいボキャブラリーや表現に出会ったらその都度書き出して、時間がある時にちょこちょこ見返していました(スマホのメモならいつでも見られるので便利です)。

この時に大事なのは「使い方を意識して覚えること」です。

日本語の意味だけを暗記するのではなく、自動詞?他動詞?可算名詞?不可算名詞?コロケーションは?発音記号は?を意識して、例文で書き出して覚えるようにすると、使える表現になっていくはずです。ボキャブラリーが増えてくると、リスニングもリーディングもどちらも伸びてきます。

ボキャブラリーを増やしつつ、まとまった量の英語を読む練習を続けていると、日本語に訳さずに英語のまま意味を取っていけるようになるので、そうすると読むスピードも上がってきます。

リスニングもリーディングも、海外に住んでいれば伸びるのは当たり前だと思うかもしれませんが、それは生の英語に触れる機会や量が圧倒的に多いからで(リスニングに関しては、できないと生活できないという危機感もあったりしますが…)、日本でもその量や機会をどれだけ増やせるかが「伸び」につながってくるのではないかと思います。

TOEICの効果的な解き方は?

ちょっと話が逸れましたが、TOEICの話に戻ります。

今回TOEICを受けてみて、実力とは別に、解き方次第で点数が大きく変わってくるなぁと感じました。私は試験の2週間前まで呑気に勉強せずにいたのですが、そのまま試験を受けていたら点数はかなり違っていたと思います。

やはり試験なので、時間的制約がある中でどう多くの正解を導くか、というコツは知っておいた方がいいなと思いました。

「ここはこうしたら効率よく解ける」という自分なりのコツを見つけたので、それはまた次回お話ししたいと思います。

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