子どもって公園で遊ぶのが大好きですよね。
子どもが言う「公園に行ってくる」「公園で遊んだ」や、小さな子どもを「公園に連れて行く」などの「公園」を英語で言うとしたら、どんな単語を思い浮かべますか?
「え?公園?parkでしょ?」と思ったあなた。
実は、ブランコや滑り台などの遊具がある公園は “park” とは呼ばないんです。
遊具がある公園は “playground”
遊具が置いてある「公園」「児童公園」って、どこの街にも1つはありますよね。日本では、大きなマンションなら敷地内や隣接した場所にあったりもします。
そんな「公園」は英語では “park” ではなく “playground” と呼びます(具体的な違いは後ほど)。
“playground” と呼ばれる「公園」は、こんな感じです↓
“playground” には、ブランコや滑り台・シーソー、そして上の写真のようなアスレチックの遊具があることが多いです。
「公園」を表す英単語と言えば、誰もが知る “park” ですよね。なので、私も自分の子どもが生まれる前までは “park” だと思っていましたが、子どもが生まれて、他のお母さんたちと話すようになって初めて、”playground” と呼ぶことを知りました。「遊び場」という感じですね。
- I took the kids to the playground yesterday.
昨日子どもたちを公園に連れて行きました - We’re heading to the playground for about an hour. Do you guys wanna come along?
1時間ぐらい公園に行くんだけど、あなたたちも来ない? - There was no one else in the playground.
公園には他に誰もいなかった - The beach has a playground.
そのビーチには公園があります
では、”playground” と “park” の違いは何なのでしょうか?
広くて緑が多い公園が “park”
英語で “park” と言うと、ニューヨークのセントラルパークみたいな公園のことを指します。
芝生のエリアがあったり木がたくさん植えられていたりして、散歩やジョギング、またはベンチで読書を楽しむ人がいるような大きな緑地公園のようなものを “park” と呼ぶんですね。
“park” のイメージはこんな感じです↓
子どもたちが遊具で遊んでいる「公園」とはちょっと違いますよね。
もちろん、こんな大きい “park” の一角に子どもたちが遊べるような遊具が置いてあるスペース(遊び場)があることもあります。
ただ、その場合も、その一角のことだけは “playground” や “play area” と呼ぶことが多いです。なので、
- There’s a playground in the park.
その公園の中には子どもの遊び場があります
みたいなふうに言えてしまうんですね。
また、ショッピングモールの中にはお金を払って入場する子どもたち用の遊び場があったりしますが、これも “indoor playground(s)” と言えます。
- Ken loves indoor playgrounds.
ケンは屋内の遊び場が大好きなんです
みたいな感じですね。屋内の遊び場にある「ボールプール」は “ball pit”、空気で膨らんでいる大型遊具や滑り台なんかは “bouncy castle” と呼びますよ。
“park” の意味は「公園」だけじゃない
“park” という単語が使われるのは、街の緑地公園だけではありません。
他にも、自然保護を目的とした広大な「国立公園」も “park” の一種で、”national park” と呼ばれます。
ニュージーランドには13の “national park” があるのですが、火山・氷河・湖・フィヨルドなどがあって、最大のものの面積は東京都・埼玉県・神奈川県を足したよりも大きく、世界最大級です。
また、ニュージーランドではラグビーやフットボール(サッカー)ができるような芝生の大きな広場やスタジアムにも “park” という名前が付けられていることがあります。
アメリカでは「野球場」も “ballpark (ball park)” と呼びますよね。
さらに、イギリス英語では「駐車場」のことを “car park” と呼びます(アメリカ英語では “parking lot”)。
公園の「遊具」は英語で何と言う?
最後に “playground” に話を戻して、遊具の英語名を少しだけ紹介したいと思います。
「遊具」とまとめて言う場合には “playground equipment” のように呼び、個別の名前はこんな感じです↓
- ブランコ → swing
- すべり台 → slide
- シーソー → seesaw
- うんてい → monkey bars
- 砂場 → sandpit(アメリカ英語では sandbox)
- ジップライン(ターザンみたいなやつ)→ flying fox
「ブランコ」は英語っぽいですが、実は英語ではないので気をつけてくださいね。
普段は使う機会は少ないかもしれませんが、”playground” と “park” の違いは道案内でも役立つと思うので、ぜひ覚えておいてください!
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