“along” という単語、会話の中で使っていますか?
ネイティブと話す機会が増えてくると、会話の中に “along” という単語がとてもよく出てくるなぁと気付くようになりました。
では、ネイティブはどんな意味でどんなふうに “along” を使っているのでしょうか?
“along” には前置詞と副詞がある
“along” といえば「〜に沿って」や「〜伝いに」という意味を思い浮かべる方も多いかもしれません。例えば、
- We walked along the beach.
ビーチ沿いに歩いた - Go along the corridor and turn left.
廊下を進んで左に曲がってください - I was driving along the motorway when the police pulled me over.
警察に止められた時、私は高速道路を運転していた
みたいな感じですね。私が学校で習った “along” の記憶はこれです。
これらは “along+名詞” という使い方なので、前置詞です。でも、日常生活の会話でとってもよく使われる “along” はこれではない、副詞の “along” なんです。
副詞の “along” とは?
副詞の “along” の意味をオックスフォード現代英英辞典で引いてみると、こう書いてあります↓
with somebody
とってもシンプルですね。
“with somebody” と言いたい時に “along” を使うなんて、学校で教わったでしょうか?私には記憶がありませんが、この “along” が会話ではめちゃめちゃよく使われるんです。
その中でもよくある組み合わせが、
- come along
- bring along
です。では、それぞれどんなふうに使われるのか詳しく見てみましょう!
“come along” の意味と使い方
例えば、友達からこんなメールが来たとします↓
- I’m meeting Kate for lunch tomorrow. Do you want to come along?
前半は「明日ケイトと会ってランチ食べるんだ」ということですね。そして、後半部分は「一緒に来ない?」という意味になります。
誰かが誰かと会ったり、何かイベントに行ったりなど、どこかに行く場合に「一緒に行く、来る」というニュアンスです。
- You should come along next Saturday. We’re having a BBQ.
次の土曜日バーベキューするからおいでよ - (Do you) mind if I come along?
私も一緒に行ってもいい?
みたいな感じですね。”come along” は「一緒に行く、来る」と言うときの定番の表現です。
“bring along” の意味と使い方
次は “bring/take along” です。これは真ん中に名詞を挟んで、”bring 〜 along” や “take 〜 along” という形で使われます↓
- Feel free to bring your friends along.
友達連れてきてもいいよ - I can’t go. I’ll be looking after my kids tomorrow. −Bring them along, then.
「明日は子どもの面倒を見ないといけないから行けないよ」「じゃあ、子供も一緒に連れて来なよ」 - Please bring your photo ID along.
写真付きの身分証明書を持ってきてください - Make sure you take some cash along.
必ず現金をいくらか持って行きなさい
誰か(何か)をどこかに一緒に連れて行く(持って行く)という意味ですね。
“tag along”、”sing along”
この “along” は他にも “tag along” や “sing along” といった使い方もします。
“tag along” は「一緒に行く、くっついて行く」、そして “sing along” は「一緒に歌う」という意味です。
- Alice and I are heading to the beach tomorrow. Tag along if you like!
アリスと明日海に行くんだけど、よかったら一緒においでよ - Do you mind if I tag along?
私も一緒に行ってもいい? - Sing along if you know the words.
歌詞を知ってたら一緒に歌って
ここでも “along” は「(どこかに行ったり何かする人)と一緒に〜する」というニュアンスで使われています。
日常会話でとてもよく使われているので、耳にする機会があったらちょっと意識してみてくださいね。そして、練習してぜひ実際に使ってみましょう!