「さよなら」は英語で何でしょうか?
“Good-bye”、“Bye”、”See you later”…いろいろありますよね。
では “Bye” の日本語は何でしょうか?
私は海外の人に「Good-byeって日本語で何て言うの?」と聞かれて「さよならだよ」と答えるたびに、なんだかいつも違和感がありました。
私たちは普段あんまり「さよなら」は言わないなぁ、とちょっとした罪悪感を感じてしまうのです。かと言って「じゃあね、だよ」と教えるのも違うような気がします。
別れる時の挨拶、いろいろ
何だか英語コラムなのに日本語の話になってしまいますが、友達や仕事の仲間と別れるときに何と言いますか?
「じゃーね」「またね」「失礼します」など相手によって様々ですよね。
ごちそうしてもらったり、お世話になった人には「今日はありがとうございました」と言って別れることもあります。
日本語では「ありがとうございました」を別れの挨拶に使っても変じゃないんです。
“Thank you” は “Bye” の代わりなる?
お店で何かを買って、レジの人に “Thank you.” と言ってみましょう。
そうすると “You’re welcome.” や “No problem.” などに続けて、必ずと言っていいほど “Bye.” や “See you later.” と返してきます。
私もニュージーランドで働いていた時に、こちらがお客さんに “Thank you.” と言うと “Thank you! Bye!” と言われることがほとんどでした。そして、私も慌てて「バ、バーイ!」と返していました(笑)
“Thank you.” だけでいいのに、わざわざ “Bye.” や “See you later.” と言ってくれるんです。
“Thank you. Have a good day!” などと言ってくれるお客さんもいますが、“Thank you.” だけで帰っていく人はあまりいませんでした。
ある時この現象に気付いてからは注意してお客さんを観察していたのですが、やっぱり最後は「じゃあね」と言ってきます。
英語の別れの挨拶はオモシロい
日本語では「今日はありがとうございました」と言って別れても全然不思議ではないので、私たち日本人は “Thank you!” で別れても変な感じはしません。
でも、英語では別れの挨拶は別れの挨拶で、感謝の言葉 “Thank you.” とは使い分けているように思います。
なので、最後に必ず「じゃあね」とか「さよなら」を表す言葉が必要になってくるんですね。
日本で、特にお店などで店員さんに「ありがとう。さよなら」とは絶対に言いませんが、英語の場合はちゃんと別れのあいさつを言うように心がけてみましょう。
“Bye”、“See you”、“See you later”、“Bye (for) now” などいろいろ表現がありますが、ニュージーランドの人たちは “Cheers” もとてもよく使います。
いろいろバリエーションがありますが、どれがいいのかなど、あまり難しいことは考えずに笑顔で「じゃあね!」と言ってみましょう!
■「じゃあね」「またね」「さよなら」のバリエーションと使い方はこちらで紹介しています↓