誰かと会って別れるとき、日本語では「バイバイ」「じゃあね」「またね」「さよなら」などと言いますよね。
では、こんなシチュエーションで英語ではどんなフレーズが使われているのでしょうか?
今回は、私がよく耳にするフレーズを中心に、別れの挨拶をいくつかまとめてみました。
個人の好みや地域性もあるので、これから紹介することだけが正解というものではありませんが、シチュエーション別の使い分けの参考になればと思います!
“bye” 系の「じゃあね」「バイバイ」「さよなら」
“bye” を使った表現には “Bye”、“Goodbye”、“Bye-bye” などがありますよね。あなたはどんなふうに使い分けていますか?
●Bye
私が日常生活で一番よく耳にする別れの挨拶が、この “Bye” です。
“Bye” は友達にもビジネスの相手にも、店員さんにでもお客さんにでもどんな相手にも使えるので、とっても便利な表現です。
あとで紹介する “See you” を使ったフレーズを言った後に “Bye!” で締めくくることも多いのが、出番が多い理由の一つかもしれません。
●Goodbye
学校の英語の授業では別れの挨拶として “Goodbye.” を習いましたよね。
でも実は、普段の会話では全くと言っていいほど、ほとんど耳にしません。
それはなぜかと言うと、“Goodbye” はとってもフォーマルな「さようなら」的な感じなので、かしこまった表現だからです。
個人的な印象では、年配の方が親しい人ではない人に対して使っている風景が目に浮かびます。
また、“Goodbye” は今後もう会わなくなる人とのお別れの時に使うことが多いです。
●Bye-bye、Bye now
“Bye-bye” は子どもっぽい表現とよく言われますよね。
確かに子どもに対して使うことはあっても、大人が大人に「バイバイ」と言っているのはニュージーランドでは見かけたことがないように思います。
ただ「バイバイ」ではなく「ババイ」みたいな発音でなら使う人もいて、特に女性が使っている印象です。
また、この「ババイ」は電話を切る前に使われることもあって、同じく、電話では “Bye now.” も私はよく耳にします。特に意味に違いはなく「じゃあね」ぐらいの意味です。
“See you” 系の「じゃあね」「またね」
“See you!” という表現は、わりと知られている挨拶かもしれませんね。
“See you” だけではなく、後ろに “later / soon / tomorrow” など、いろんな単語がくっついてバリエーションがたくさんあるのが “See you” を使った挨拶の特徴です。
そんな “See you” を使った表現の中から、私がよく耳にするものをまとめてみました。
●See ya!、See you
“See ya!” はニュージーランドではとてもよく耳にします。
“See ya.” は言うまでもなく “See you.” のくだけた表現です。友達同士だけでなく店員さんからもフレンドリーに “Thank you. See ya!” とよく言われますが、とてもカジュアルな表現なのでかしこまったビジネスでは控えた方がいいかもしれません。
そもそも “See you.” とは、“I’ll see you.” の略なので基本は「またね」というニュアンスですが、店員さんも含め、もう会わないかもしれない人に使うことも多いです。
●See you later
“See you later.” もカジュアルな「またね」の表現で、知り合いに対してよく使われるフレーズです。
“See you later” は直訳すると「また後でね」ですよね。
でも、“later” はその日の「後で」の可能性もあるし、明日の可能性、あるいは明後日や一週間後の可能性もあります。
特にいつとは決まっていない、曖昧な感じで使われることも多いフレーズなので、“See you later!” と言われたからといって「後で会う予定はないけどなぁ…」と悩まないでくださいね。
“See you soon.” なんかも同じですが、こちらはもう会わない人に対しては普通は使いません。
●See you+日付・曜日・時間など
次にいつ会うのかが決まっている場合には「じゃ、また(いついつ)会おうね」を表すフレーズがよく使われます。例えば、
- See you tomorrow!
じゃあまた明日ね - See you in the morning!
じゃあまた明日の朝ね - See you next week!
じゃあまた来週ね - See you (on) Monday!
じゃあまた月曜日にね - See you next Saturday!
じゃあまた来週の土曜日に - See you in two weeks!
じゃあまた2週間後に
みたいに、いろいろと応用できます。
さらに、会う約束をしたすぐ後で「じゃまたね」と言う場合には、
- See you then!
じゃあ、その時に - See you at three.
じゃあ3時に - See you at the party.
じゃあパーティーで
みたいに使ったり、会う約束をしていなくても、
- See you sometime next week!
じゃあまた来週のどこかのタイミングで
みたいにも使えるので、“See you 〜” はとても使う機会が多いです。
また、繰り返しになりますが、これらは全て “I’ll” が省略されているので、“I’ll see you tomorrow.” のようにきちんと言ってももちろんOKです。
その他の「またね」「じゃあね」
イギリス英語の影響が強いニュージーランドでよく耳にするものと言えば、“Cheers” です。
カジュアルな表現ですが、友達同士やメールの最後のカジュアルな締めとしても、とーってもよく使われています。
■意味や使い方など、詳しくは以下のコラムで紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください↓
そして、ニュージーランドの年配の方は “Cheerio!” も使う人がいて、これも「じゃあね」という意味です。若い人はほとんど使わないと思います。
他には、イギリス英語関係なしで言えば、カジュアルなものだと、
- Catch you later.
- Talk to you later.
なんかもありますよ。
別れの挨拶は組み合わせて使うことも
今回紹介したいろんな別れの挨拶は、1つだけで使うこともあれば、2つを組み合わせたり、他の別れの挨拶と一緒に使うことも多いです。例えば、
- See you later! Bye!
- See you Saturday! Bye!
- Have a good day! See ya!
- Have a good one! Bye!
- See ya! Have a great day!
- Cheers, bye!
みたいな感じですね。このあたりのことは、以前に少し紹介したことがあるので、興味のある方はぜひこちらのコラムもご覧ください↓
■話を切り上げる時によく使われるフレーズはこちらで紹介しています↓