誰かと話していて、会話を切り上げたい時って皆さんどうしていますか?
上手に会話を終わらせることができる人もいれば、なかなか上手く切り出せなくてズルズル長引いてしまったり…ということもあると思います。
それが英語の会話となったら、ますますハードルが高く感じてしまうかもしれません。
今回は、私の実体験をもとに、話を終わらせる時に役立つフレーズやポイントをいくつか紹介したいと思います!
人と会話を楽しむ欧米の文化
私はニュージーランドで長い間、接客業をしていました。その中で私が一番楽しいと感じていたのは、お客さんと話をする時間です。
日本の接客業のスタイルとは違い、ニュージーランドでは店員とお客さんがフレンドリーに話をするのは至って普通のことで、それほど忙しくなければずっと話している、ということもあります。それが良いか悪いかはまた別の話です。
お客さんも「店員さんの仕事の邪魔をしちゃいけない…」と変に気を遣うのではなく、人と会話することを楽しんでいる人が多いです。
自分が仕事中にお客さんと話したり、逆に自分がお客さんとして店員さんと話していて感じたのは、他人と会話を始めるのも上手だけど、話の切り上げ方も上手い人が多いということでした。
店員さんだけではなく、友だちの中にも会話をサッと切り上げて帰って行くのが上手な人もいますよね。
まずは、そんな時に使えるフレーズを見てみましょう。
「そろそろ行かなきゃ」を表す英語フレーズ
会話を切り上げて「そろそろ行かなくちゃ」と表現したい場合に私が一番よく耳にするのは、
- I have to go.
です。“Sorry,” を最初にくっつけてもいいですね。その他にも、
- I gotta go.
という表現もあります。“gotta” は私はニュージーランドではそれほど耳にしませんでしたが、“have got to(〜しなくちゃ)” を省略したもので、カジュアルな口語で登場します。
その他にも、少しずつ表現は違いますが、色々なフレーズがあります。
- I have to go now.
- I’ve got to get going.
- I gotta get going.
- I gotta go now.
- I should get going.
- I should head off.
- I’d better get going.
- I’d better go.
どれも、会話の切れ間を見計らって、時計を見たりしながらさりげなく言う感じにすると自然ですが、最初に “Well,” を付けたり、“It’s getting late(遅くなってきたね)” などと付けることで、よりナチュラルな感じが出せます。
また、会話の切れ間を見計らって、
- OK then,
- I’m off then.
というのも個人的にはよく耳にするように思います。
会話を切り上げる時はプラスひと言が結構大事
上で紹介したフレーズで「もう行かなくちゃ」ということは伝えられますが、これだけだと何か素っ気ない感じがしませんか?
私が感じたのは、これらのフレーズだけでなく、その後に言うちょっとしたひと言が大事だということです。特に見知らぬ人と楽しく会話をした後にはなおさらです。
例えば、よく耳にするのは、
- It was nice talking to you.
お話しできてよかったです
ですが、こう言われると嬉しいものですよね。たとえお決まりのフレーズだとしても、去り際にひとこと言われるだけで印象が違うように感じます。他には、
- Well, I enjoyed talking to you.
なども言われて嬉しい言葉だと思います。普段からよく会っている友達には、
- See you!
- See you later!
- See you tomorrow.
などの方が自然かもしれませんが、そうでない場合には「お話できてよかったわ」というのは、たとえ二度と会うことのない人であっても、素敵な締めの言葉だと思いませんか?
■「じゃあね」「またね」「さようなら」の挨拶で使うフレーズは、こちらでまとめています↓
他にもある、会話を終わらせるフレーズ
対面の会話だけでなく、電話で話していて「そろそろ切りたいな…」というような場合には、
- I’d better let you go.
も私はよく耳にします。こんな場面で “let you go” を使うのが英語っぽいですよね。
私が職場でお客さんと話していると他のお客さんが来てしまった時に、話していたお客さんのほうから、
- I’d better let you go.
と会話を終わらせてくれたこともありました。
また、逆に私がカフェに行って店員さんと話していると他のお客さんが来てしまった時に、
- I’ll let you enjoy your coffee.
とにこやかに言って仕事に戻って行った店員さんもいました。
どのフレーズを使ったらいいかは一概には言えないので、会話を楽しんだけど行かなきゃいけないんだ、という気持ちが伝わるように気持ちを込めるのが大切ですね。
■“I’ll let you 〜” を使った「会話を終わらせる時のフレーズ」はこちらでも紹介しています↓