スペリングが似ていて「あれ、どうだっけ?」と悩む単語ってありますよね。
- sometime
- some time
- sometimes
もその1つかもしれません。これらを迷わず使い分けられますか?
今回はこの3つの意味と使い方の違いをおさらいしてみましょう!
sometime、some time、sometimes の違い
さらっと意味の違いを見てみると、
- sometime:いつか
- some time:いくらかの時間、期間
- sometimes:時々
と違いますが、書くときにはネイティブでも間違える人がいます。
会話の中では多少使い方を間違えても、相手は汲み取ってくれると思いますが、意味と使い方の違いを整理してみましょう!
“sometime” の意味と使い方
「いつか」は選ぶ単語がけっこう大切のコラムで紹介したように、ワンワードの “sometime” は「いつか」という意味で使われます。
ニュアンスとしては、漠然とした遠い未来の「いつか」ではなく、具体的な日付は決まっていなかったり分からないときの「いつか、今度」を表します。
- Let’s get together sometime.
今度いつか集まろうよ - His birthday is sometime in December.
彼の誕生日は12月のいつかです
“Let’s get together sometime.” みたいな場合は “sometime” だけだと社交辞令っぽくなるので、”sometime next week/month/year” や “sometime soon/around/in/during ○○” のように、”sometime ○○(○○のいつか、○○のどこかで)” という使い方をすることが多いですよ。
- Maybe we could grab a coffee sometime next week.
来週のどこかでお茶でもどうかな
また、過去の具体的な日にちを覚えていない「いつか」「ある時」にも “sometime” は使えます。
- I bought it sometime last year, but I can’t remember when.
それは去年のいつだったかに買いましたが、いつか覚えていません
“sometime” は “some time” と書かれることもあって、これも間違いではありませんが、基本はワンワードの “sometime” で覚えておきましょう。
“some time” の意味と使い方
次は “some time” を見てみましょう。
“some” と “time” に分かれている “some time” はそのままの意味です。”some” が “time” を修飾しているだけで「いくらかの時間、期間、しばらくの間」といった時間のスパンを表すときに使われます。
“some” は訳されないことも多いので難しく感じるかもしれませんが、何分・何時間といった数字で表せるものではなく、単に「a period of time=ある期間」を表しています。
- It took me some time to get used to it.
それに慣れるのに時間がかかりました - I need some time to myself.
1人の時間が必要です
“for (quite) some time” は特に「しばらくの間、長い期間」という意味でよく使われるフレーズです。
- I’ve been thinking about this for some time.
これはしばらく前から考えていました - I’ve known her for quite some time.
結構前から彼女のことを知っています
“sometimes” の意味と使い方
この3つの中で一番親しみがあるのが “sometimes” だと思います。これもワンワードです。
学校でも習ったとおり「時々」「たまに」という意味の副詞ですね。
- I sometimes work from home.
時々在宅勤務をしています - We mostly eat at home, but sometimes we eat out.
たいてい家でご飯を食べますが、時々外食します
たまに “s” を忘れて “sometime” と言っている人を見かけるので、sを忘れないように気をつけましょう。
違いをまとめると…
3つの違いをまとめてみると、こんなことが言えるのではないかと思います↓
sometime ← ピンポイントの「ある時」
some time ← ピンポイントではなく期間にわたる「時間」
sometimes ← ピンポイントが複数ある
難しく考えすぎずに、一つずつ着実に使いこなせるように練習あるのみです!
■他にもある、似ていて間違えやすい英語表現↓