キャッシュレス決済が浸透して便利な世の中になりましたが、あなたは普段「お財布」を持ち歩いていますか?
海外旅行にも財布は必須ですよね。失くしたらとっても困ります。
では「財布」って英語で言えますか?あわせて「財布のひも」の英語表現も紹介します!
「財布」を英語で言うと?
iPhoneのアプリにもありますが、英語で「財布」は、
wallet
と言います。”wallet” と言うと、頭に思い浮かぶイメージは二つ折りでポケットに入るようなお財布ですが、大きめの長財布でも “wallet” でOKです。
“wallet” を使った例文を少し挙げてみると、
- I forgot my wallet.
財布を忘れました - My wallet got stolen.
私の財布が盗まれました - Excuse me, you dropped your wallet.
あの、財布を落としましたよ
みたいな感じです。また、お札やカードが入る「財布」とは違って、コインだけ入れるような「小銭入れ、コインケース」は、
coin purse
と言います。英語で “coin case” とは言いません。”case” は「箱」のイメージだからでしょうか。
“purse” の意味も「財布」? “wallet” との違い
“coin purse” という表現が出てきましたが、実は、
purse
も「財布」を表す時に使われる単語です。では “wallet” と何が違うのかと言うと、”purse” は主にイギリス英語で「(女性用の)財布」という意味で使われることがあるんです。
ただ、アメリカ英語になると意味が変わってきます。アメリカ英語の “purse” は「ハンドバッグ」という意味になるのでややこしいんです。
ニュージーランドはイギリス英語の影響が濃いですが、私が覚えている限りでは、財布は “wallet” と言う人が多かったかなという印象です。ただ、貴重品を入れる小物入れ的な小さいポーチや、ドレスに合わせて持つような小さいバッグを “purse” と言うこともあったり、「小銭入れ」が “coin purse” だったり、カードだけが入る「カードケース」を “card purse” とも言うので、何かちょこっと物を入れるものというイメージがあります。
英英辞書を見てみると、”purse” という単語は、ラテン語で “a small bag for money” という意味の単語 “bursa” から来ているそうなので、この「小さな袋」というイメージはあながち間違っていないのかもしれません。
「財布のひも」は英語で何て言う?
紐がついた財布を持っている人は今はもうほとんどいないと思いますが、未だに「財布のひも」という表現は残っていますよね。例えば、
- 財布のひもを握る
- 財布のひもを緩める
- 財布のひもを締める
のように言いますが、これらの「財布のひも」は英語で、
the purse strings
と言うんです。めちゃくちゃ直訳ですよね。日本語と同じく「支出」に関することで使われるのですが、家計だけではなく会社や国家の財政なんかにも使われる表現です。
- hold/control the purse strings:財布のひもを握る
- loosen the purse strings:財布のひもを緩める
- tighten the purse strings:財布のひもを締める
ちなみに「国庫」も “purse” という単語を使って “the public purse” と言います。「公的な財布」って面白い表現ですよね。
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