「人と会う」を表すときに “meet 〜” と “meet with 〜” で迷ったことはありませんか?
実は、”meet 〜” も “meet with 〜” も、両方とも英語として正しいんです。
では、その違いとは一体何なのでしょうか?
今回はその他にも、とてもよく使われる “meet up with 〜” との違いも合わせてお届けします!
“meet+人” の意味と使い方のおさらい
“meet 〜” が「〜に会う」を表すということは、「会う」は “meet”?”see”?その違いとは?のコラムで紹介しました。
例えば、”meet” を使った例を挙げてみると、
- Nice to meet you.
初めまして(お会いできて嬉しいです) - Have you met my wife?
私の妻に会ったことはありますか? - I’m going to meet John at Shibuya station.
ジョンと渋谷駅で会う予定だよ
のような感じですね。1と2は「初めて会う、出会う」という意味で、3つ目は待ち合わせでよく使われる “meet” です。
これらの “meet” を “meet with” で置き換えられるかというと、実はそうではないんです。
“meet with+人” の意味とは?
“meet with+人” も英語としては正しい表現です。
では、どんな場合に “meet+人” で、どんな場合が “meet with+人” なのでしょうか。
答えは “meet with+人” の定義を見てみるとすぐに分かります。
meet with (someone):to come together with (someone) to talk about something : to have a meeting with (someone)
(Merriam-Webster Learner’s Dictionary)
つまり「何かについて話し合うために会う」「ミーティングをする」を表すときに使われるのが “meet with 〜” なんですね。
- I met with Mr Brown and discussed these issues.
ブラウンさんに会ってこれらの問題について話し合いました - I’m meeting with my accountant this afternoon.
今日の午後、会計士と会います
など、ビジネスやフォーマルな集まり(会合)に使われるのが “meet with 〜” です。
また、”meet with 〜” はフォーマルに何かを話し合う「会談する」にとてもよく使われます。
- Japanese Prime Minister Shinzo Abe met with US President Donald Trump at the White House.
安倍首相はホワイトハウスでトランプ大統領と会談した
これらの “meet with+人” は “meet+人” と違って「初対面」という含みはありません。
“meet up with 〜” の意味とは?
“meet with+人” とはまたちょっと違う、”meet up with+人” というフレーズもあります。
これは “hang out with 〜(〜と遊ぶ)” というニュアンスで、友人と会ったり集まったりするときによく使われます。
- I met up with some friends after work.
仕事の後で友達と会いました - I’m meeting up with Anna tomorrow for lunch.
明日アナと会って一緒にお昼を食べるんだ
“meet up with+人” は友人とのインフォーマルな楽しい集まりで、”meet with+人” はビジネスのフォーマルな話し合いの集まりです。使うシチュエーションが全然違いますよね。
“meet”、”meet with”、”meet up with” の使い分け
“meet” と “meet with” のどちらも使える場面があったり、”meet up with” を使う場面で “meet” や “meet with” と言ってしまっても、通じないことはないと思います。
ただ、細かなニュアンスの違いがあるので、違いは何だろう?と気になった方は参考にしてみてくださいね。
まずは “meet” が表す意味をしっかり理解することが大切だと思います!
■友達と久しぶりに「会う」を表す時によく使われる “catch up with 〜” はこちらで紹介しています↓
■友達や家族・親戚と「集まる」は “get together” もよく使われます!