「行く」以外の “go” の意味と使い方まとめ

“go” って日常英会話でとってもよく使う単語ですよね。誰もが知っている「行く」という意味です。

では、人が「行く」以外で “go” を使うとしたら、どんな意味や使い方を思い浮かべますか?

今回は「人が “go” する」以外でよく使われる、ぜひ覚えておきたい “go” の7つの使い方を紹介します!

目次

①乗り物が「〜へ行く」の “go”

公共の交通機関として安くて便利なバスや電車。

でも、海外のあまり知らない国では、どこから乗ってどこで降りたらいいか分からないし不安…と結構ハードルが高く感じませんか?
実際、海外のバスや電車では日本のように「次は○○」なんていう案内がない場合もあります。

そんな時に役立つのが “go”。バスの運転手さんや駅員さんに、

  • Does this bus go to 〜?
    このバスは〜へ行きますか?
  • Which train goes to 〜?
    どの電車が〜へ行きますか?

などと聞いてみましょう。

これは乗り物が「行く」なので、“go” のイメージ通りしっくりきますよね。ここからは、もうちょっと違う “go” の使い方を見てみましょう。

②「うまくいく」物事の進行を表す “go”

「就職の面接、どうだった?」
これを英語で言うとどうなるでしょうか?

“How was the job interview?” でもOKですが「どうだった?うまくいった?」というニュアンスでよく使われるのが、

  • How did it go?
  • How did the job interview go?

です。“go” には、

(物事が…に)進行する、運ぶ

という意味があって、これも会話でとてもよく出てくる使い方です。上の質問に答える時にも “go well(うまくいく)” を使って、

  • It went well.
    うまくいきました
  • It didn’t go well.
    うまくいきませんでした

のように答えることができます。
そして、この「(物事が…に)進行する、運ぶ」の使い方の代表例として、

  • How’s it going?
    調子はどう?

がありますね。

③「合う」「マッチする」を表す “go”

日本語で言う「合う」「マッチする」を表す時にも “go” が活躍します。これは、

(〜は…と)よく合う
(〜は…と)合わない

のニュアンスです。例文を挙げてみると、

  • The shirt doesn’t go with the trousers.
    そのシャツはそのズボンと合わない
  • Red wine goes well with meat.
    赤ワインはお肉とよく合う

という感じですね。

④「(機械などが)動く、作動する」を表す “go”

“go” は家電製品や機械などが主語にくると、

動く、作動する

という意味で使われることも多いです。

  • Is the washing machine going now?
    今、洗濯機動いてる?
  • They helped me get my car going.
    彼らは車を作動させるのを手伝ってくれたんだ

⑤「(物を)どこに置く?」も表せる “go”

ニュージーランドのゴミリサイクル場でのこと。リサイクルの分別がいくつもあって、私は持って行ったゴミをどこに捨てたらいいか分からずゴミを持ってウロウロしていると、近くにいた係の人にこう言われました。

  • That doesn’t go there!
    それはそこじゃないよ!

こんなふうに “go” は、

(物が)あるべき場所に置かれる

という意味でも使われます。

例えば、誰かの引っ越しを手伝っていて、あなたがイスを運んでいたとします。
「これ、どこに置くの?」と聞きたい時には、“Where do you want this?” とか “Where do you want me to put this?” でもいいですが、

  • Where does this go?
    これ、どこ(に置く)?

でシンプルに表せてしまうんですね。「物が〜に “go” する」と日本語に訳すとちょっと変ですが、英語ではとてもよく使われます。

⑥「〜(の状態)になる」の “go”

ちょっと長くなってきましたが、次も絶対に覚えておきたい使い方です。“go” は後ろに形容詞が来ると、

〜(の状態)になる

という状態の変化を表します。
例えば、食べ物や牛乳などが「腐る、悪くなる」を表す “go bad” にも “go” が使われています。

  • I think this has gone bad.
    これ、悪くなってる(腐ってる)と思うよ

他にも、“go mad(激怒する)” や “go bankrupt(破産する)” なんかもこのパターンの “go” ですね。

⑦「鳴く」「音を立てる」の “go”

次は音を描写する時に使われる “go” です。

動物が「(〜と)鳴く」
車のモーターが「ブーンと鳴る」

のような「(物が〜と)音を立てる」にも “go” が使われます。

  • A cow goes ‘moo’.
    牛は ‘moo’ と鳴く
  • The balloon went bang.
    風船は「バン」となった(破裂した)


“go” は他にも使い方いろいろ

今回は7つの使い方を紹介しましたが、基本の動詞 “go” には、これ以外にも本当にたくさんの使い方があります。

シンプルな基本の単語を上手に使いこなせることが英会話上達のポイントでもあったりするので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

■ネイティブがよく使うフレーズの1つ、“to go” のいろんな使い方はこちら↓

■“go” と “come” の使い分けはこちら↓

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