食べ物が「腐る」「悪くなる」「カビが生える」を英語で言うと?

食べ物が「腐る」「悪くなる」や、食べ物に「カビが生える」ことってありますよね。

「このお肉、腐ってると思う」「この牛乳、悪くなってる」「パンにカビが生えてる」みたいな感じです。

暖かくなってくるこれからの時期は特に気になりますが、これらを英語で言うときにネイティブがよく使う表現を紹介します!

目次

「腐る」は英語で “rot”?

「腐る」と言えば、“rot” という動詞を思い浮かべる人も多いと思います。

確かに “rotten eggs(腐った卵)” のように言いますが、“rot” は「腐敗する」というイメージなので、食べ物がちょっと「悪くなる」「傷む」というニュアンスの「腐る」には、意外と使われないように感じます。

日常生活では、もっと簡単な別の表現をよく耳にするので、どんなものがあるか早速見てみましょう!

“go bad” で表す「悪くなる、腐る」

まず最初は「悪くなる」の日本語そのままの、

go bad

です。“bad” には「悪い」以外にも「(食べ物が)悪くなった、傷んだ」という意味があるので、“go bad” で「悪くなる、腐る」が表せるんですね。

  • I think this milk’s gone bad. It smells funny.
    この牛乳は悪くなってると思う。変な匂いがする
  • Something in the fridge has gone bad.
    冷蔵庫の中の何かが腐ってる
  • Don’t use the eggs. They may have gone bad.
    その卵は使わないで。悪くなってるかもしれないから。
  • How long can you keep milk in the fridge before it goes bad?
    牛乳ってどれぐらい冷蔵庫で保存できるの?(どれぐらいもつの?)

みたいな感じです。傷んだ(悪くなった)食べ物や魚なんかも簡単に “bad food”、“bad fish” と言えるので、この “bad” の使い方はぜひ覚えておきたいですね。

“off” で表す「腐った、傷んだ」

そして、私がニュージーランドでよく耳にしていた、イギリス英語でよく使われる表現は “off” を使った、

be off
go off
smell off
look off

のような言い方です。“off” は「いつもと違う(いつもと違って変・おかしい)」という意味で使われたりしますが、食べ物に使うとこんな意味になるんです↓

food that is off is no longer fresh enough to eat

ロングマン現代英英辞典

使い方の例をいくつか挙げてみると、

  • This egg’s off. It smells bad.
    この卵、腐ってる。変な臭いがする
  • I think the meat’s gone off. It feels a bit sticky.
    お肉が腐ってると思う。ちょっとネバっとしてる
  • Food can go off quickly, especially in hot weather.
    暑いと食べ物がすぐに悪くなりやすい(腐りやすい)
  • The milk smells off! −Does it? I think it’s still good.
    「この牛乳、悪くなってる臭いがする」「本当?私はまだ大丈夫だと思うけど」
  • If food tastes, smells, or looks off, don’t eat it.
    もし食べ物の味、匂い、見た目がいつもと違う(変だ)と感じたら、食べないで

みたいな感じで、口語でよく使われます。

「まだ食べられる」も “be still good (to eat)” のようにシンプルに表せるので、こちらもあわせて覚えておくといいかもしれません。

「カビ」「カビが生えている」「カビる」を英語で言うと?

カビが生えやすい食べ物ってありますよね。特に食パンなんかは、うっかり室温で放置しているとすぐにカビてしまいます。

そんな「カビ」を表すのは、

mould(イギリス英語)
mold(アメリカ英語)

という単語です。そして、これらに “-y” がくっついた形容詞 “mouldy/moldy” で「カビの生えた」を表します。

  • Don’t eat it. It’s mouldy.
    それ、食べちゃダメよ。カビが生えてる
  • I accidentally ate mouldy bread.
    うっかり間違ってカビたパンを食べちゃった

そして「カビが生える」「カビる」は “go bad” や “go off” と同じように “go” を使って、

go mouldy
go moldy

と言います。

  • The bread’s gone mouldy!
    パンがカビちゃってる!
  • Strawberries go mouldy very quickly.
    イチゴはカビが生えるのがとても早い

ちなみに、食べ物ではなく、家・部屋などの空間や物などが古くジットリした感じの「カビ臭い」には “musty” という単語がよく使われます。

  • The book has a musty smell.
    その本は古いかび臭いにおいがする

「古くなった(パン)」は “stale”

ちょっとだけ古くなった食パンを思い出してみてください。
カビたりしてはいないけど、買ってすぐのフレッシュなものと比べると固くなって味が落ちた感じがしますよね。

そんな感じは “stale” という単語を使って表すことが多いです。

  • This bread tastes stale.
    このパンは古くなった(もう新鮮じゃない)味がする

新鮮でなくなって、固くなったり美味しくなくなったパン・ケーキ・クッキーなどによく使われますよ。

「食あたり」「食中毒」は英語で?

悪くなったものを食べるとお腹が痛くなったり、ひどい場合には食中毒になることもありますよね。

そんな「食中毒」「食あたり」の英語表現は、以下のコラムで紹介しているので、ぜひこちらもご覧ください↓

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