予定などを変更して「前倒しする、後ろ倒しする」「前にずらす、後ろにずらす」と言い方がありますよね。
これを英語で言うとどうなるでしょうか?
日常生活で意外とよく出てくるフレーズを紹介します!
「前倒しする」を英語で言うと?
まずは予定を前にずらす「前倒しにする(早める)」から。ニュージーランドで私がよく耳にするのは、
bring forward
です。これはイギリス英語でよく使われる表現のようで、例えば、
- Would it be possible to bring our meeting forward to Thursday?
ミーティングを木曜日に前倒しする(早める)ことは可能ですか? - I would like to bring the appointment forward.
アポの日程を前倒ししたいのですが(早めたいのですが) - The meeting was brought forward from 2pm to 10am.
会議は午後2時から午前10時に前倒しされました(早められました)
のように使います。
“forward” は「前方へ」という意味なので「前方へbringする」というのは、よく考えてみるとちょっとややこしい表現ですよね。私のイメージとしては「今に近い方へbringする」という感じかなと思います。
そして、もう一つ「前倒しする」を表すときに使われるフレーズがあります。それが、
move up
で、こちらはどちらかというとアメリカ英語でよく使われるようです。
- Can we move the meeting up to Wednesday?
会議を水曜日に前倒しできますか(早められますか)? - I’d like to move up the meeting a few days.
会議を数日前倒ししたいのですが
という感じです。
「後ろ倒しする」を英語で言うと?
では逆に、予定を後ろにずらす「後ろ倒し」は英語で何と言うのでしょうか?
先ほどの「前倒しする」と同じように、ミーティングなどの予定や何かの締め切りを後ろにずらすときにネイティブがよく使うフレーズがあるんです。それは、
push back
です。 これも “back” を時間的な「過去の方向」と捉えてしまうとややこしいですが、先の未来の時間へ “push” するイメージです。
- Let’s push the meeting back to Monday next week.
会議は来週の月曜日に後ろ倒しにしよう(ずらそう) - Can we push back the meeting a few days?
会議を数日後ろ倒しにしてもらえますか?(後ろにずらしてもらえますか?) - Can we push back our appointment to 5pm?
アポを5時にしてもらえますか?(ずらしてもらえますか?)
また、延期される「何か」が主語にくることも多いです。
- The meeting has been pushed back (from 10am) to 5pm.
会議は(午前10時から)午後の5時に後ろ倒しになりました - The deadline has been pushed back two weeks.
締め切りは2週間後ろ倒しになりました(後ろにずれました)
また「延期する」というニュアンスなら “postpone” や “put off” などでも表せますね。
- The meeting has been put off for a week.
会議は一週間延期されました(後ろにずれました) - The 2020 Tokyo Olympic Games has been postponed by one year until 2021.
2020東京オリンピックは2021年まで、一年延期されました(後ろにずれました)
前倒し、後ろ倒し、どちらにも使える表現
今回は「前倒しする、後ろ倒しする」を表すフレーズを紹介しましたが、”reschedule” や “change” でももちろん表せます。
- Can we reschedule our meeting for Thursday instead of Monday?
ミーティングを月曜日から木曜日に変更してもらえますか? - The meeting has been rescheduled for the following week.
ミーティングは翌週に変更された(後ろ倒しになった) - Can I change my appointment to an earlier / a later time?
予約の時間を早く/遅くずらしてもらますか?
表現方法は他にもありますが、今回紹介した “bring forward” や”push back” などは個人的によく耳にするので、予定や日程を変更する際の参考にしてみてくださいね。
■「用事ができた」を英語で言うと?↓