ボキャブラリーを増やすには「コロケーション」が大切

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受験勉強の時に、単語帳を使ってたくさんの単語の意味を丸暗記しませんでしたか?
そうやって覚えた単語のうち、どれだけの単語を使いこなせていますか?

私は単語帳で意味だけを片っ端から覚えてもあまり意味がないと思っています。たとえ単語の意味を覚えられても、使えるようにならないからです。

では、どうしたら「使えるボキャブラリー」を増やせるのでしょうか?

そのキーワードは「コロケーション」です。

この記事の目次

会話は単語の組み合わせ

新しい単語を覚えることは大切ですよね。そうしないと、いつまでも簡単な単語しか使えないままです。

“Want coffee?” のように簡単な単語だけでもある程度は分かってもらえますが、それだけではスムーズな会話はできません。

名詞・動詞・形容詞・副詞など、いろんな要素が組み合わさって文章になります。別の言い方をすれば、文章は「言葉の組み合わせ」です。

新しい単語を自分で使えるようになる=使えるボキャブラリーを増やすには、組み合わせで覚えてしまうのが一番の近道です。

組み合わせで覚えるって、どういうこと?

例えば、こんな場面を想像してみて下さい。

日本語を勉強中の、日本語が母国語ではない人が「ご飯が大きかった」と言ったとします。言いたい意味は何となく分かりますよね。

でも、あなたならどう言いますか?「ご飯が多かった」ですよね。

他にも「靴下を着る」と言われても意味は分かります。が、「靴下を履く」の方が断然ナチュラルで伝わりやすいです。

これが英語での会話にも当てはまるのは、もう言うまでもないですね。

コロケーションの大切さ

「コロケーション」という言葉を聞いたことがありますか?

コロケーションとは「二つ以上の単語の慣用的なつながり」と国語辞典にあります。

例えば、上の「靴下」の例で言うなら「靴下」は「履く」と結びつきます。「靴下を着る」が通じにくくなっているのは、コロケーションが上手くいっていないからなんです。

英語の単語を覚えるときも、これと同じことをすれば「通じやすい英語」の近道になります。

せっかく頑張って覚えた新しい単語も、間違ったコロケーションで使ってしまうと、一気に通じにくくなってしまいます。それはもったいないですよね。

あれもこれもコロケーション

コロケーションと言っても、そんなに難しいものではありません。あなたもすでにコロケーションを身につけているはずです。

例えば、下の日本語を英語にしてみてください。

  • 注意を払う → ○○○ attention
  • お金を使う → ○○○○○ money
  • 最善を尽くす → ○○ one’s best

正解は、上から pay、spend 、do ですね。

熟語だと思って覚えたこれらのフレーズも、”attention”、”money”、”best” の単語の意味だけしか知らなければ、上の表現はできませんし、もちろん会話でも使えません。

全ての単語にはあてはまる訳ではありませんが、形容詞や副詞の使い方にもコロケーションの大切さは当てはまります。

“amount(量)” が「多い」と形容する単語は “large” ですし、”ridiculous(ばかげてる)” は “absolutely(まったく)” と一緒に使われることが多いです。
また、”recommend” は “highly(非常に・かなり)” とよく一緒に使われます。

名詞も意味だけを暗記するのではなく、どんな動詞と一緒に使うかというコロケーションを身につけておくと、会話でサッと口から出てくるし、グンとナチュラルで伝わりやすい英語になるはずです。

コロケーション、どうやって覚える?

会話で使える自然なコロケーションを身につけるには、ネイティブスピーカーの会話から盗むのが一番です。耳から覚えたことって意外と忘れにくいですからね。

でも、そんな環境が作れない人や時間がない人は、テキストや辞書に載っている例文、映画に出てくるフレーズから覚えるのもいいと思います。これも声に出すのがオススメです。

また、English Collocations in Use は日刊英語ライフがいつもおススメするEnglish Grammar in Useのコロケーション版ですが、こちらもよくまとまっていていいテキストだと思います↓

新しい単語が出てきたら「意味」だけでなく、とにかく「どうやって使うか?」と常に考えるクセをつけると、使えるボキャブラリーがどんどん増えていくこと間違いなしです!

■英会話を上達させるにあたって、常にアウトプットを想定しておく大切さは以下のコラムで詳しく紹介しています!↓

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