何かを話し始めてから「あ、やっぱり何でもない」と話をやめることってありますよね。
あるいは、自分が言ったことを相手に聞き返された時に「いや、何でもないよ」みたいに言うこともあると思います。
そんな「何でもない」って英語でどう言えばいいのでしょうか?
私がネイティブからよく耳にする表現を紹介します!
「何でもない」を表す英語フレーズ
実は「何でもない」を表す英語表現はいくつもあります。
日本語では「あ、何でもない」「やっぱり何でもない」「何でもない。気にしないで」みたいに言いますよね。英語もこれと同じです。
大きく分けると2つの表現方法があって、それが、
- 何でもない、大したことじゃない
- 気にしないで
を英語で言う方法です。では、それぞれにどんな表現があるのか見てみましょう!
“Never mind” で表す「何でもない」
個人的な印象ですが「何でもない」を表す表現で一番よく耳にするなと感じるのが、
Never mind.
です。これ自体は直訳すると「気にしないで」ですが、自分が何かを言ったことを「何でもないから気にしないで」というニュアンスです。
例えば、何かを言いかけて「あ、やっぱり何でもない」と言うときや、自分が何かを言ったら相手に聞き返されて「やっぱり何でもない」と返すとき、誰かに何かを聞いたけど「やっぱり何でもない」と質問を取り下げたいときなんかによく使われます。
- Hey, Ben. Are you… Oh, never mind.
ねぇベン、君は… あ、やっぱり何でもないや - What did you say? −Never mind.
「何て言ったの?」「何でもない」
先日、家族でキャンプに行ったのですが、隣でキャンプをしていた家族の中学生ぐらいの娘さんがこの “Never mind.” を大声で連発していました。
【例1】
娘さん:Mum!(ママー)
お母さん:What?(何?)
娘さん:Oh, never mind.(あ、何でもない)
【例2】
娘さん:Mum! Have you seen my phone? …Never mind. Found it!
(ママー!私の携帯見なかった?あ、やっぱり何でもない。あったわ)
みたいな感じです。
“nothing”、”Forget it”、”doesn’t matter” で表す「何でもない」
“never mind” 以外でよく耳にする「何でもない」は、
・nothing
・forget it
・It doesn’t matter.
です。「何でもない」「忘れて」「大したことじゃない」という意味ですね。
- What did you say? −Oh, nothing.
「何て言ったの?」「いや、何でもないよ」 - Sorry, I missed your call. −Oh, just forget it.
「電話に出れなくてごめん」「あー(何でもないから)忘れて」 - What were you saying? −Oh no, it doesn’t matter.
「何の話だっけ?」「いや、大したことじゃないよ(何でもないよ)」
これらの表現は、1つだけで使うこともありますが、組み合わせて使うことも多いですよ。”Never mind” との組み合わせもよく耳にします。
- Never mind. It doesn’t matter.
- Never mind. It’s just nothing.
- Nothing. Just forget it.
- Forget it. It doesn’t matter.
みたいな感じです。日本語でもそうですが強い口調で言うとキツい印象になってしまうので、軽くサラッと言うのがポイントです!