“friendly” といえば「親しみやすい」とか「友好的な」という意味がありますよね。
「フレンドリー」は日本語にもなっていて「フレンドリーな人」と言えば、どんな人か想像できると思います。
そんな “friendly” ですが、”family-friendly” とか “child-friendly” のように “○○-friendly” という形で使うことがあります。
では、これらはどんな意味になるのでしょうか?
“-friendly” の使い方
今回紹介する “-friendly” は、必ず名詞にくっつけて使います。例えば、
- eco-friendly
- environmentally-friendly
みたいな感じです。
“eco-friendly” という言葉は、日本語で言うところの「エコな」「環境にやさしい」「環境に配慮した」という意味で、英語では “environmentally-friendly” とも言います。
この場合の “-friendly” の意味は、”not harmful” という意味で「環境に害を与えない」ということですね。
そして、”-friendly” にはもう一つ意味があるんです。
“-friendly” のもう一つの意味
「ユーザーフレンドリー」という言葉を聞いたことはありませんか?
製品やサービスなどが「ユーザーにとって使いやすい」という意味で使われる言葉ですが、これがもう一つの “-friendly” の意味です。
英英辞書を引いてみると、
suitable for particular people to use
(Cambridge Dictionary)
と書かれています。”○○-friendly” という形で「○○が使うのに適した」という意味になるんですね。
例えば、ニュージーランドには美しいハイキングコースや整備された散歩コースが本当にたくさんあるのですが、ベビーカーで行けるコースのことを、
- buggy-friendly walks
のように言います。
逆に、ベビーカーを使って行きにくい場所なんかも、
- The place is not stroller-friendly.
と言えばスッキリ表すことができますよ。
そして、この意味で特によく使われるなぁと私が感じる “○○-friendly” が “child-friendly” や “family-friendly” です。
“child/family-friendly” の意味とは
- child-friendly
- family-friendly
は「子ども・家族が利用するのに適した→子ども向きの、家族向きの」といった意味で使われます。
例えば、レストランって子連れで行きにくい店も多かったりしますが、”child-friendly restaurant” や “family-friendly restaurant” だと、子どもウェルカムを謳っていたり、子ども向けメニューが充実していたりします。
また、家族連れが行って楽しめるリゾート施設を “family-friendly resorts” と言ったり、子連れで行って楽しめるイベントも “family-friendly events” と言うので、お子さんがいらっしゃる方は、覚えていると海外で役に立つと思います。
ちなみに、ペットと一緒に泊まれるホテルなんかも “pet-friendly hotels” のように “-friendly” で表せますよ。