あなたはリサイクルショップを利用したことがありますか?今は昔に比べて大型のリサイクルショップをあちこちで見かけるようになりましたよね。
そんな「リサイクルショップ」。実は英語で “recycle shop” とは言いません。
英語の一般的な「リサイクルショップ」の表現と、ニュージーランド・オーストラリアでとてもよく使われる「リサイクルショップ」の英語表現を紹介します!
「リサイクルショップ」は英語で何て言う?
「リサイクルショップ」は英語で、
second-hand store/shop
(secondhand store/shop)
と言うことが多いです。
“second-hand(もしくは secondhand)” が「中古の」という意味なので「中古品店」というのが直訳ですね。
そもそも “recycle” とは「再生利用する、再循環させる」なので、紙や段ボール・ペットボトル・缶・ビンといった資源ごみをもう一度資源に戻して利用するという意味で使われる単語です。
なので、リサイクルショップで売られている古着や中古家具などは本来 “recycle” ではなく “reuse” のはずですが、ニュージーランドには “Recycle Boutique” という名前の人気の古着屋さんがあるので、”recycle shop” も頑張って説明すれば通じるかもしれないな…と思ったりもします。
欧米ではリサイクルショップの母体が慈善団体・非営利団体であることも多く、そんな場合は、
charity shop(イギリス)
thrift store/shop(アメリカ)
という表現が使われるようです。
ところが、ニュージーランドとオーストラリアでは全く別の呼び方があるんです。
ニュージーランド・オーストラリアでは “op shop”
ニュージーランドとお隣の国オーストラリアでは「リサイクルショップ」を、
op shop
と呼びます。”opportunity shop” の略ですが、たいていみんな “op shop” と略して言っています(読み方は「オーピーショップ」ではなくて「オプショップ」です)。
これも慈善団体や非営利団体・教会が運営していることが多く、人々から寄付された物を安く販売しています。
店によりますが、古着はもちろん、靴やカバン、家具、食器、家庭用品、おもちゃ、本など何でも売っていて、日本のリサイクルショップではなかなかお目にかからないような物や、超レトロで可愛い掘り出し物なんかもたまにあります。
ちなみに、ニュージーランドにはOpshopという名前のバンドがいました。私が好きだったNZ PostのTVCMシリーズで使われていた『One Day』という曲がとても印象に残っています↓
「中古の」「中古品」を英語で言うと?
最後は「中古の」や「中古品」を英語でどう言うのかを見てみましょう。「中古の」は、
second-hand
used
なんかで表すことがとっても多いです。例えば、
- second-hand goods/items:中古品
- second-hand clothes/clothing:古着
- second-hand/used cars:中古車
- second-hand/used books:古本
- second-hand/used furniture:中古家具
- second-hand/used home appliances:中古家電
- I buy second-hand clothes for my kids.
子どもには古着(中古の服)を買います
また、”second-hand” は「中古で」という副詞としても使えるので、
- I bought this second-hand.
これ、中古で買ったんだ - I love buying second-hand.
中古を買うのが好きです
みたいに言うこともできますよ。
そして、ニュージーランドの中古品(特に洋服、カバンなど)を売るお店でよく見かけて面白いなと思った「中古の」を表す表現は、
pre-loved
です。”pre-loved fashion” や “”pre-loved clothes”、pre-loved goods” のように形容詞として使います。「以前に愛された→以前の持ち主に大切にされていた」というニュアンスで、とても英語っぽい表現だなと感じます。
実際のところはイメージの問題なだけで、”used”、”second-hand” と意味は同じですよ。
ニュージーランドは中古品を買う人が多い⁈
日本ではメルカリの台頭とともに中古市場が広がってきた印象がありますが、ニュージーランドは中古市場がとても活発です。
新品で物を買うととにかく何でも高かったり、物を大事に使う文化が根付いていたりと理由はいくつかあると思うのですが、そんな中で私がびっくりしたリサイクルショップが1つあります。
それは私の住んでいた町のごみの埋め立て場にあったリサイクルショップです。そこでは、ゴミの中からまだ使える物が選別されて格安で売られていました。正直「これ、何?」といったものもたくさんあったのですが、それぐらいニュージーランドではリサイクルショップや中古品の売買が生活に根付いているので、もしニュージーランドに行く機会があれば現地のリサイクルショップを覗いてみてくださいね。きっと面白いものが見つかると思います!