“see if 〜” という表現を耳にしたことはありますか?
これはネイティブが口語やメールでよく使う表現の一つなのですが、”Just calling to see if you are OK.” ってどんな意味になると思いますか?
この “see” は「目で見る、見える」という意味ではないんです。
“see if 〜”、どう使う?
“see” には「見える、見る」以外にもいくつかの意味があります。例えば、
- I see.
なるほど - I see what you mean.
おっしゃっている意味はわかります
のように「わかる」という意味でも使われますよね。
そんな “see” ですが、ネイティブと話していると “see if 〜” という形で使うことが結構多いなと感じるようになりました。
例えば、こんな感じです。
- Just calling to see if you are OK.
- I’ll give them a call and see if they’re open.
- I just wanted to reach out to see if you needed any help.
さて、これらは一体どんな意味だと思いますか?
“see if 〜” の意味
上に出てきた3つの “see” は、こんな意味で使われています↓
to find out information or a fact
(ロングマン現代英英辞典)
日本語では「確かめる」「確認する」と訳されることが多くて、”see if 〜” で「〜かどうか確かめる」という意味になります。
なので、上に出てきた3つの文章はそれぞれ、
- Just calling to see if you are OK.
君が大丈夫か確かめるためにちょっと電話しただけ - I’ll give them a call and see if they’re open.
お店に電話して開いてるかどうか確かめてみるよ - I just wanted to reach out to see if you needed any help.
ヘルプが必要かどうか確かめるために連絡をしました
という意味になります。
“see if 〜” の使い方
“see if 〜” には “see” が使われているので「見て確かめる」場合だけに使われるかと言うと、そうでもないんです。
誰かに聞いたり、調べたりして「確かめる」「確認する」場合にもよく使われます。
また、日本語訳にとらわれずに、上の英英辞書の定義にもあったように「”find out” すること」というニュアンスで捉えることが大切かもしれません。
- I wanted to see if you’d like to come over for a coffee?
コーヒー飲みに来ないかちょっと聞きたくて - I tasted it a bit to see if it was still good.
まだ食べられるかちょっとだけ試しに食べてみた - Could I speak to Jen, please? −One moment. I’ll see if she is available.
「ジェンさんと話せますか?」
「少々お待ちください。話せるか確認してみますね」 - Try them on to see if they fit.
合うかどうか試着したら - I’ll see if I can change my flight back.
帰りの飛行機を変更できるか確かめてみるね
ネイティブはこの “see if 〜” を本当によく使うなぁという印象があるので、ぜひ覚えておいてくださいね。
そうすると、会話やメールの中に “see if 〜” が出てきても「見る???」と悩まないと思います!
“see” に関する英語コラム
“see” は、今回紹介した “see if 〜” 以外にも「目で見る、見える」ではない意味で使われることがとても多い単語です。
以下のコラムではそんな “see” を使ったフレーズを紹介しているので、ぜひあわせてご覧ください。
■”I see what you mean” や “I see your point” は相手の意見に同意したり、反論するときによく使われるフレーズです↓
■”I’ll see what I can do” や “You’ll see”、”We’ll see” など、”see” を使った覚えておきたいフレーズはこちらでも紹介しています↓