英語っぽいのに通じない単語たち6 アップ・ダウン編|英語コラム063

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また忘れた頃にやってきました、和製英語のシリーズです。

前回はピーマン編をお届けしましたが、今回は和製英語の中でも特に紛らわしい「アップ」と「ダウン」を使ったフレーズに焦点を当ててみたいと思います。

数えていくと、出るわ出るわ。たくさんありました。

身近にあふれる「通じない」カタカナ語

このシリーズでこれまで紹介してきた和製英語の単語たちは、実際の英単語とはかけ離れたものだったので、知らずに使うと “what?” と言われて全く通じません。

でも「アップ」や「ダウン」を使ったフレーズだと、見かけは英語そのものなのに、実際に使うとちょっと変な英語になってしなうので通じません。

これはこれでとっても紛らわしいですよね。

今日はそんな「◯◯アップ」「◯◯ダウン」の和製英語の中から、日頃よく耳にするものを選んでみました。

まずは、イメージアップ・イメージダウン

「企業のイメージアップを図る」「それってイメージダウンだよね」などのように「イメージアップ・ダウン」は普段からよく使いませんか?

日本語の「イメージ」は英語にしても “image” なので通じないはずありません(注意:発音は違います)。でも、変に「アップ」や「ダウン」をくっつけてしまったので和製英語になってしまったんです。

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「イメージを良くする=イメージを上向きにさせる」というニュアンスは分かりますが、英語では “up” は使わずに “improve” という単語で解決できます。「改良する・改善する・さらに良くする」という意味です。

そうすると「イメージアップ」は英語では “improve one’s image” となります。例えば「企業のイメージアップの方法」なら “ways to improve a company’s image” というふうに使えます。これならビジネスでも安心して使えそうですね。

「イメージダウン」も “down” は使わずに “damage one’s image” のように「傷つける、損なう」という意味の “damage” で表現します。

グレードアップ・グレードダウン

これは、相手が勘のいいネイティブだった場合は全く通じなくはないかもしれません。だからと言って正しくもないんですが、実はとっても惜しいんです。

正解は「グレードアップ」が “upgrade”、「グレードダウン」が “downgrade” なんです。日本語になった時に、何で順番が変ちゃったんだろう・・・とむしろ疑問になります。

これらは、例えばこんなふうに使われます。

飛行機をエコノミーで取っていて、当日チェックインしたら向こうの手違いでダブルブッキング。ビジネスクラスにグレードアップなんていう場合は “Your seat has been upgraded to business class.” と言われたりします。こんな手違いならいつでもウェルカムですよね。

Air New Zealand business class
© nzlife.net

そして、この “upgrade” は名詞でも使える便利な単語なんです。
“We got a free upgrade to a suite!(無料でスイートルームにグレードアップしてもらっちゃった!)” という感じですね。

まだまだある「◯◯アップ」「◯◯ダウン」

「ウォーミングアップ」は “warm up”、「リストアップ」は “list” や “make a list”、「バージョンアップ」は上にも出てきた “upgrade”、「コストダウン」は “reduce/cut/lower costs”、「スピードダウン」は “slow down” や “reduce speed” となります。

和製英語の「◯◯アップ」はプラスの上向きの力が働いているニュアンスが、「◯◯ダウン」は下向きのマイナスのニュアンスが含まれているので、英語の “up” や “down” とくっつけてしまったのかもしれませんね。

でも、英語ではそのプラスやマイナスのニュアンスも含んだ単語(”improve” や “reduce” など)で表現する場合が多いです。

シリーズでどうぞ

過去に紹介した和製英語のシリーズはこちらからご覧いただけます。

和製英語だと知らずに使っている言葉は、身近なところにたくさんあります。この機会にチェックしてみてくださいね。

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