私が感じた “friend” の不思議

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今回は、英語のフレーズや言い回しのお話ではなく、英語の “friend” ついて私が常々感じていたことを書いてみたいと思います。

「友達」を英語で言うと、間違いなく “friend” なのですが、逆に “friend” が日本語の「友達」とピッタリ同じかと言うと、実はそうとも限らないんです。

ネイティブスピーカー達と話していて、私が何となく肌で感じた「違い」を書いてみたいと思います。

日本語の「友達」の定義は狭い?

日本語で「あの人、私の友達なの」と言う時って、どんな人のことを指しますか?

仲がいい人、一緒によくご飯を食べに行ったり飲みに行ったりする人など、プライベートで一緒に時間を過ごすような親しい人のことを指すことが多いような気がします。

例えば、友達がその友達にあなたのことを “This is my friend ◯◯(名前)” と紹介しても違和感はないですよね。

でも、いくら親しいとは言え、それがまだ小学校に上がる前の小さな子だったらどうでしょうか?日本ではそんな小さな子から「友達」と呼ばれることは、ほとんどありませんよね。

実際に、以前隣に住んでいて仲良くしていたニュージーランド人家族の4歳の娘さんが、私のことを “You’re my favourite Japanese friend” と言ってくれたのですが、この “friend” の使い方に私はちょっとした違和感を感じたんです。

日本だと、近所の「おばちゃん・おじちゃん」「お姉ちゃん・お兄ちゃん」といった呼び方をすることが多いですよね。

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自分よりかなり年上の大人に対して、日本語では「友達」と呼ぶことはあまりありませんが、英語では、それが60歳のおじいちゃんだろうが、70歳のおばあちゃんだろうが “friend” と呼ぶことは全然珍しくないんです。

Old age
© Moyan Brenn

“acquaintance” はそれほど使わない?

「友達」は英語で “friend”、「知り合い」は “acquaintance” と習いませんでしたか?

でも、これはもしかしたら私の個人的な印象かもしれないのですが、日本人が「知り合い」と表現するような間柄でも、ネイティブスピーカーが “acquaintance” と表現することは多くないような気がします。

会話をしていても “acquaintance” という言葉が出てくることはほとんど無く、「友達の友達」であまり良く知らない人のことは “She’s a friend of a friend” といった表現が使われることが多いです。

ましてや、本人を目の前にして “This is my acquaintance” と誰かに紹介することはありません。

“acquaintance” というのはオックスフォード新英英辞典には、

a person one knows slightly, but who is not a close friend

と定義されていますが、単なる「顔見知り」という程度のニュアンスで使われることが多いのでは、と感じます。

それに対して、日本語の「知り合い」は「友達」と呼ぶには馴れ馴れしいと感じるような場合にも広く使いますよね。上に出てきた年配の親しい人などを表す時も「友達」ではなく「知り合い」ならしっくりきます。

英語の “friend” はなかなか幅が広い

あなたは職場の同僚のことを英語で表す際に “co-worker” や “colleague” をよく使っていませんか?
でも、実はこれらは少し距離感を感じさせる言葉なので、仲の良い同僚のことは “a friend from work” という表現をすることも多いんです。

日本語でも「職場の友達」と言うはずなのに、これを英語にすると “co-worker” と表現してしまう人も多いですよね。職場の人にだって “friend” を使ってもいいんです。

そこで、”friend” の定義をオックスフォード現代英英辞典で見てみると、

a person you know well and like, and who is not usually a member of your family

と書いてありますが、実は “not enemy” という意味もあるんです。そのせいか、少し仲良くなっただけで英語では気軽に “friend” と表すこともあるように思います。

でも、そうかと思うと、本当に信頼している人だけを “friend” と呼んだり、そんな “friend” の中でも特に親しい人を “good friend” や “close friend” を使って表すこともあるので、ますます一般的な “friend” の範囲が分からなくなってきます。

何が言いたいかと言うと・・・

ちょっと話がまとまらなくなってきました(笑)

個人差もあると思いますが、やはり英語の “friend” は日本語の「友達」よりもかなり広い範囲で使われていると思います。

うんと年上でも、職場の同僚でも、仲が良くて親しみがあれば “friend” と呼ぶこともあるのに対して、日本語の「友達」は本当に仲良くなってからしか使えない、それまでは「知り合い」という高い壁があるような気がします。

日本語には「友達」「知り合い」「同僚」「近所の人」「仲間」など色んな言葉があり、それに対応する英単語もありますが、そういった垣根も年の差も越えて “friend” という単語も使えるよ、というお話でした。

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