ネイティブ流!英語で相手の名前を聞く方法

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初対面の人に英語で名前を聞く時、皆さんはどうしていますか?

失礼のないように “May I have your name?” や “Could I have your name?” を使って聞きましょう、と言われたりもしますが、そういった丁寧な言い回しで名前を聞いていますか?

今回は、海外で15年生活した私の経験をもとに、初対面の人の名前を聞く時にネイティブがよく使う方法や、電話で相手の名前を聞く表現、大事なポイントなど【英語で名前を聞く】をテーマにお届けします。

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英語で相手の名前を聞く方法

まずは、これまでに習った “May I have your name?” のような「丁寧に相手の名前を聞く英語表現」を一旦忘れましょう。

丁寧に聞かないと…と、言い回しだけに捉われてはいけません。実はもっと大切なことがあるんです。それは、

自分から先に名乗ること

です。いくら丁寧な表現で相手の名前を聞いたとしても、自分は名乗らずに相手に名前を聞くというのは、残念ながらあまりいい印象ではありません。

なので、いきなり “May I have your name?” と聞くのではなく、

Hi, I’m 〜. Nice to meet you.

のように、まずは自分から名乗るのがスマートです。名乗りながら手を差し出して握手を求めることが多いです。そうすると相手はほぼ100%の確率で、

  • Hi(あなたの名前), I’m John. Nice to meet you, too.

などと返してくれるので、わざわざ「名前を教えて」と言う必要はありません。もしくは、

Hi, I’m 〜, and you are …?

と、最後の部分を濁しながら言っても、相手は “I’m John.” と返してくれますよ。相手の名前が知りたくなったらまずは自分が名乗る、それが基本です。

自己紹介なしで会話が始まった時の相手の名前の聞き方

私がニュージーランドで暮らし始めて、日本との違いでかなりビックリしたことがありました。
それは、他人同士がすぐに親しくなって、おしゃべりがガンガン弾むことも少なくないということです。

公園で、カフェで、または電車や飛行機の中でも隣の人とかなり親しそうに話しているなぁと思ったら、知り合いではなく、たまたま隣に座ったので話していただけ、という場面に何度も遭遇したことがあります。

そんな時にはたいてい、たわいもない事から会話が始まるので、わざわざ名乗って自己紹介をする機会もなかったりします。
でも、話し込んでからでも、途中や最後で名乗ることもあります。そんな時によく使われるフレーズが、

By the way, I’m 〜.

です。〜の部分に自分の名前を入れて、やはり先に名乗りつつ笑顔で握手を求めるとナチュラルです。すると、相手が “I’m John.” のように名乗って手を差し出してくれるので、握手をしながら、

  • (It was) nice talking to you, John.
    お話できてよかったです

のように一言添えると完璧です!

■相手をどう呼べば失礼にならないか、迷った時は以下のコラムを参考にしてみてください↓

■握手を侮っていませんか?実はとっても大事です!

接客で使う「お名前は何ですか?」「あなたの名前は?」の英語表現

次は、接客業などで自分が名乗る必要がない場合に「あなたの名前は何ですか?」と聞く英語表現を見てみましょう。

What’s your name?

は相手に失礼な聞き方なので使わない方がいい、と言われることがよくありますが、実際に使われていないかと言うと、そんなことはありません。

会社の受付や高級ホテル・高級レストランなどのかしこまった接客では、

  • May I have your name (, please)?
  • May I have your name, sir/ma’am?

といった “May I 〜” が使われることがありますが、そうではない場合、日常生活の中で “What’s your name?” と聞かれることは決して少なくありません。

例えば、某外資系コーヒーショップでは注文をする時に名前を聞かれますが、その場合もとてもカジュアルに、

  • What’s your name?
  • Can I get your name?
  • Can I grab your name?

と聞かれることが多いです。高級ではない普通のホテルやレストランでも予約の名前を聞かれる時には、

  • What’s your name?

を一番よく耳にします(“What name is the reservation under?” もよく使われます)。

実際のところ、接客業のように自分が名乗る必要がなく、かつ相手の名前が業務上必要な場合には “What’s your name?” が一般的に使われているというのが私の印象です。

電話で「どちら様ですか?」を英語で

また、電話で「どちら様ですか?」と相手の名前を聞く場合には、

May I ask who’s calling please?
Who am I speaking to?

などを耳にすることが多いです。
そして、玄関のドア越しに尋ねる「どちら様ですか?」は、

Who is it?

になります。“Who are you?” は目の前に見えている人に対して使うので、電話や玄関のドア越しに名前を聞く場合は使いません。

初対面の人との会話で役立つ英語コラム

■“Nice to meet you” と “Nice to see you”、そして “Nice meeting you” の違いとは?

■英語で自己紹介をする時に実践したい、ナチュラルに聞こえるポイント3つを紹介しています↓

【最後に】名前を聞いた後が実はとっても大事!

最後になりますが、相手の名前を聞いた時に大事なポイントをシェアしたいと思います。

これは相手から先に名乗られた時に特に意識したいのですが、

相手の名前を呼びながら挨拶を返す
相手の名前を呼ぶ

ということです。具体的に例を挙げてみると、

  • Hi, I’m John. Nice to meet you. −I’m Ken. Nice to meet you, John.
  • I’m John, by the way. −I’m Ken. Nice talking to you, John.

のように文の最後に相手の名前を入れる、ということです。ネイティブはこんなふうにすぐに名前で呼んでくれるので、最初に相手の名前が聞き取れなかった時はスルーせず、聞き返しましょう。

  • Sorry, I didn’t catch your name.
    ごめんなさい、お名前が聞き取れませんでした

と聞き返すのは失礼ではないですよ。名前が聞き取れないままうやむやにしてしまうよりも、こう聞いた方が相手には失礼になりません。

相手の名前を口に出して呼ぶことの大切さは以下で紹介しているので、ぜひ合わせてご覧ください。

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