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英語のシチュエーションで初対面の人に名前を聞く時、皆さんはどうしていますか?
初対面なのでなるべく失礼のないように “May I 〜” や “Could I 〜” を使って聞きましょう、とよく言われますが、そういった丁寧な言い回しを使っていますか?
今回は、初対面の人の名前を聞く時にネイティブがよく使う方法や、電話で相手の名前を聞く時のフレーズなど「英語で相手の名前を聞く」をテーマにお届けします。
相手の名前を聞く方法
まずは、これまでに習った “May I have your name?” のような「丁寧に相手の名前を聞く英語表現」を一旦忘れましょう。
丁寧に聞かないと…と、言い回しだけに惑わされてはいけません。実はもっと大切なことがあるんです。
それは、自分から先に名乗ることです。
いくら丁寧な表現で相手の名前を聞いたとしても、自分は名乗らずに相手に名前を聞くというのは、残念ながらあまりいい印象ではないですよね。
なので、いきなり “May I have your name?” と聞くのではなく、
Hi, I’m 〜. Nice to meet you.
のように自分から名乗るのがスマートです。名乗りながら手を差し出して握手を求めることが多いです。
そうすると相手は “Hi 〜, I’m John. Nice to meet you, too.” などと返してくれるので、わざわざ『名前を教えて』と言う必要はありません。もしくは、
- Hi, I’m 〜, and you are …?
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と、最後の部分を濁しながら言っても、相手は “I’m John.” と返してくれるはずです。
相手の名前が知りたくなったらまずは自分が名乗る、それが基本です。

自己紹介なしで会話が始まった時の名前の聞き方
私がニュージーランドで暮らし始めて、日本との違いでかなりビックリしたことがありました。
それは、他人同士がすぐに親しくなって、おしゃべりがガンガン弾むことも少なくないということです。
公園で、カフェで、または電車や飛行機の中でも隣の人とかなり親しそうに話しているなぁと思ったら、知り合いではなく、たまたま話していただけ、という場面に何度も遭遇したことがあります。
そんな時にはたいてい、たわいもない事から話が始まるので、わざわざ名乗って自己紹介をする機会もなかったりします。
でも、話し込んでからでも、途中や最後で名乗ることもあります。そんな時によく使われるフレーズが、
By the way, I’m 〜.
です。〜の部分に自分の名前を入れて、やはり先に名乗りつつ笑顔で握手を求めると自然です。そして、相手が名乗ってくれたら、
- (It was) nice talking to you, John.
お話できてよかったです
のように一言添えるといいですね。
「お名前は何ですか?」「どちら様ですか?」を英語で
次は、接客業などで自分が名乗る必要がない場合の相手の名前の聞き方です。
- What’s your name?
は相手に失礼な聞き方なので使わない方がいい、と言われることがよくありますが、使われていないかと言うと、そうでもありません。
ホテルや会社の受付などのちょっとかしこまった接客では、
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- May I have your name (, please)?
がよく使われますが、そうではない場合、”What’s your name?” と聞くネイティブはたくさんいます。
例えば、某外資系コーヒーショップでは注文する時に名前を聞かれますが、その場合も “What’s your name?” と聞かれることが多いです。
実際のところ、接客業のように自分が名乗る必要がなく、かつ相手の名前が必要な場合などには “What’s your name?” が一般的に使われているというのが私の印象です。
「丁寧な表現ではない=あまり使われない」ということではありません。
また、電話で「どちら様ですか?」と相手の名前を聞きたい場合には、
- May I ask who’s calling please?
- Who am I speaking to?
などを耳にすることが多いです。
さらに、日本語にすると同じ「どちら様ですか?」ですが、玄関のドア越しに尋ねる「どちら様ですか?」は、
- Who is it?
になります。
“Who are you?” は目の前に見えている人に対して使うので、電話や玄関のドア越しには使わないんですね。
名前を聞いたら、会話の中で使おう
相手の名前を聞いたら、とにかく口に出しましょう。
自己紹介の時に相手が名乗ってくれた後で、”Nice to meet you, John” のように相手の名前を呼ぶことはとても大切です。
なので、名前が聞き取れなかったり、忘れてしまった…という場合には出来るだけ早めに、
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- Sorry, I didn’t catch your name.
ごめんなさい、お名前が聞き取れませんでした - Sorry… What was your name again?
すみません、お名前は何でしたっけ?
などと聞きましょうね。名前が分からずにうやむやになってしまうよりも、こう聞いた方が相手には失礼になりませんよ。
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