“God” を使った英語表現で日本人に馴染みがあるのは “Oh my God” ではないでしょうか。
日本語でも「オーマイガー」みたいに言う人がいますよね。
ところが、私がニュージーランドで15年生活した経験から言うと、”Oh my God” 以外にも、
- Oh my goodness
- Oh my gosh
というフレーズもよく耳にします。そこで今回はこれらの意味と違いを紹介したいと思います!
“Oh my goodness”, “Oh my gosh” の意味
“Oh my goodness” と “Oh my gosh” はどちらも “Oh my God” を言い換えた表現です。
とてもショックなことが起こった時や、とても驚いた時、信じられないことが起こった時に使われるフレーズで「なんてこった」「嘘でしょ」みたいな意味で使われます(若者は「ヤバい」ぐらいの感覚で使うことも)。
なぜ言い換える必要があるのかと言うと、”Oh my God” には “God” という言葉が入っていますよね。なので、全く問題なく使う人もいる一方で、キリスト教を信じる人の中にはとても嫌がる人もいるんです。
それはキリスト教の教えの中に「主の名をみだりに唱えてはならない」という教えがあるからで、軽々しく “Oh my God” と口にするのは神への冒涜だという考えから、このフレーズを避けたり、耳にしたら不快に思う人もいるんですね。
そこで、その代わりと言ってはなんですが、同じシチュエーションで使われるのが、
- Oh my goodness
- Oh my gosh
- My goodness
- Goodness
- Oh gosh
- Gosh
なんです。ほら、”God” という言葉は出てきていませんよね。
“goodness” と “gosh” の意味とは?
じゃあ、”goodness” と “gosh” ってどんな意味なの?という疑問が湧いてきませんか?
このフレーズ限定で言えば、“goodness” にも “gosh” にも特に意味はありません。
「God」と同じ “g” で始まるので、音が同じだからとネイティブの先生に教わったことがありますが、それなら他にも “g” で始まる単語はあるのに、なぜ?と、あまり納得できなかった記憶があります…。
ちなみに、”goodness” という単語自体には「善良さ、善、栄養素」といった意味もありますが、”Oh my goodness” の “goodness” はこれらの意味ではありません。
また、”gosh” に至っては単語自体に意味はなく、このフレーズと派生したバージョンの “Oh gosh!” や “Gosh!” 以外で使われることはありません。
“Oh my goodness” と “Oh my gosh” の違い
“Oh my goodness” と “Oh my gosh” はどちらも同じシチュエーションで使えますが、本当に少しだけ違いがあります。
簡単にまとめてみると、こうです↓
【Oh my goodness】わりと上品
【Oh my gosh】カジュアル。若者や女性がよく使う印象
私がニュージーランドに住んでいた時には若者よりも大人と接することのほうが多かったので、そんな人たちからは “Oh my goodness” をよく耳にしました。ただ、絶対的なルールではないので、大人でも “Oh my gosh” や “Gosh!” と言う人はいますよ。
一歩海外に出ると、日本とは比べものにならないぐらい様々なバックグラウンドの人がいます。「オーマイガー」と言った時に笑ってくれるのは日本人だけかもしれません。
いろんな英語表現を知っておくことはもちろん大事ですが、知っている表現の中から「自分が使う表現」を意識することも大切です。