「時間にルーズ」は英語で何て言う?

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「時間にルーズ」という表現がありますよね。

待ち合わせにいつも遅れてきたり、時間にだらしない人のことを「あの人は時間にルーズだ」みたいに言います。では、この「ルーズ」って英語なのでしょうか?

今回は、日本語では何の違和感もなく使っている「時間にルーズ」の英語表現をお届けします!

この記事の目次

「時間にルーズ」の「ルーズ」って英語?

「ルーズ」と聞いたら、どんな英単語を思い浮かべますか?

真っ先に思い浮かべるのは “lose” ではないでしょうか。「失う」や「失くす」という意味の単語ですよね。時間感覚を失っているから「ルーズ」なのかと思いきや、そうではないんです。

「時間にルーズ」の「ルーズ」は “lose” ではなくて “loose” という英語から来たという説があります。

“loose” とは「緩んだ」「緩い」や「固定されていない」という意味の形容詞ですが、ここで注意なのは、”loose” の発音は「ルー」なんです。「ルー」ではありません。

これをちょっと念頭に置きつつ、次に「時間にルーズ」は英語で何と言うのかを見てみましょう。

「時間にルーズ」を英語で言うと?

“loose” が由来とも言われる「時間にルーズ」ですが、実は英語で言う時に “loose” は使わないんです。

「彼は時間にルーズだ」「彼は時間にルーズな人だ」を英語で言うには、難しく考えなければ答えは簡単です。

いつも待ち合わせに遅れてくる人、時間通りに来ない人、これらをそのまま英語にすればいいんです。

  • He’s always late.
  • He’s never on time.

で「彼は時間にルーズだ」が表せてしまいます(”on time” は「時間通りに」という意味です)。

もしくは「時間にルーズ」の反対で「時間を守る」という意味の形容詞 “punctual” に “not” をつけて、

  • He’s not punctual.

と言うこともできます。ニュージーランドで生活するようになって気付きましたが、この “punctual” という単語は「時間どおりの」「期限どおりの」という良い意味で褒めて使うことが多い、ネイティブがわりとよく使う単語です。人に限らず使えるので、日本の電車やバスなども “punctual” と表現されることが多いですよ。

「時間にルーズ」は直訳に縛られずに、その意味を紐解いて英語にしてみると意外に簡単でしたね。

「ルーズ」と “loose”

話は “loose” に戻りますが、一つポイントとして覚えておきたいのは、英語の “loose” には「時間にルーズ、時間にだらしない」という意味はありません。

では「ルーズ」の由来だと言われているのはナゼのか、私なりに考えてみました。

「時間にルーズ→緩んでいる感じ」から来ているのかもしれないし、もしかしたら、辞書に載っている「大まかな、厳密ではない」という意味からかもしれません。ただ、これは後ろに名詞を伴って「大まかな翻訳(loose translation)」のように使うので、人の性格や性質を表すものではありません。

他には「(性的に)モラルの低い、ふしだらな」という意味も辞書には載っています。そんな「だらしない」という使い方から来たのかもしれません。

ハッキリした由来は分かりませんが「彼は時間にルーズ」のつもりで “He is loose.” と言ってしまうと、言いたいことは全く伝わりません。もしかしたら「彼は逃亡中(He is on the loose.)」なのかと変な誤解を生んでしまうかもしれません。

なので、「時間にルーズ」を英語で表現するときは「いつも時間に遅れてくる」という、そもそもの意味から紐解いて考えた方がよさそうですね。

■”He’s never on time.” の “on time” の意味やニュアンスは以下のコラムで詳しく解説しています↓

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