パソコンがいつも通り動かない時やプリンターの調子が悪い時を想像してみてください。
そんな時って「パソコンがなんか変」や「プリンターが何かおかしい」と表現することがありますよね。
その「変」や「おかしい」って英語でどうやって表現したらいいんでしょうか?
知らないと悩んでしまいそうですが、一旦知ってしまえば簡単。日常生活でよく使う表現でもあるので、ぜひ覚えてしまいましょう!
機械の調子が悪かったり、正常ではない「変」
いつもならサクサク動くパソコンが、その日は調子が悪くて画面がすぐにフリーズしたり、キーボードがちゃんと作動しないとしましょう。
“not working properly” とも言えますが「私のパソコン、何か変なの」や「何かおかしい」を英語で言うとどうなるでしょうか?
「変(へん)」という意味の単語で一番思い付きやすいのは “strange” かもしれません。
“My computer is strange.” も言わなくはないかもしれませんが、圧倒的にもっとよく使われる言い方があるんです。
それは、誰でも知っている簡単な単語を使うのですが、どんな単語を思い浮かべましたか?
「変、おかしい」を表す “wrong”
“wrong” は「間違っている、違う」という意味で覚えている方が多いのではないでしょうか。
もちろん、その意味でも使われますが、実は「(機械などが)ちゃんと動かない」場合によく使われる単語でもあるんです。
causing problems or difficulties; not as it should be
という定義が書かれてあります。「問題を生じている」「本来あるべき姿ではない」ということですね。
「なにか変、何かおかしい」を英語で
例えば「私のパソコン、何かおかしい」は、
- There’s something wrong with my computer.
- Something is wrong with my computer.
と言うことがとても多いです。ポイントは “My computer is wrong.” にはならないことです。
「何かがおかしい、何かが変」と言う時には “something” と “wrong” がセットでよく使われます。なので、逆に「パソコンには何の問題もない」は、
- There’s nothing wrong with the computer.
になるんです。
↓ちなみにコレは “computer” ではなく “laptop” と呼ぶことが多いです
また、以前にもコラムで紹介しましたが、
- What’s wrong?
- Is anything wrong?
というフレーズがありますよね。これらは元気がなさそうな人や何か様子がおかしい人に、気遣って声をかける時に使われるフレーズです。
「どうしたの?」と訳されることが多いですが、実はこれらも上で定義を紹介した “wrong” の仲間で、「なにか間違ってる?」というより「なにか問題あるの?」「なにか変?」といったニュアンスから「どうしたの?」という訳になるんです。
ぜひ覚えておきたい “wrong”
“There’s something wrong with my computer.” のように、
- There’s something wrong with 〜.
は日常のちょっとした「何かヘン」「何かおかしい」に広く使えるので、とっても便利な表現です。
職場でオフィス機器がちゃんと動かない時や、駅の券売機や町の自動販売機がちゃんと動いていない時、家の中でも色んな場面で使えそうですよね。
また、気配や空気で「何かがいつもと違う」と感じたような場合は、
- I feel something is wrong.
と表現することもできます。
こんなふうに「いつもとは違う・本来とは違う」ことを表す時に使えるのが “wrong” です。
シンプルな単語ですが、今回紹介した使い方はとってもよく使うので、覚えておくと便利ですよ。
他にも、覚えておくと便利な表現を紹介したコラム一覧はこちらからご覧いただけますので、気になるものがあればぜひチェックしてみてください!