“What goes around comes around.”
これってどんな意味だと思いますか?
特に難しい単語は使われていませんが、それだけに意外と意味を掴みにくいフレーズかもしれません。
“What goes around comes around.” とは
私が最近このフレーズを目にしたのはニュースサイトのSNSの投稿です。
そのニュースは、これまでにアフリカでキリンや象・ライオン・サイをハンティングして、死んだ動物とともに撮影した写真をSNSにアップロードしていたトロフィーハンターが、何者かによって銃殺されたというものでした。
そのニュース記事に対してつけられたコメントの中にあったのが、今回取り上げるフレーズ、
- What goes around comes around.
です。これは簡単に言うと「自分のしたことは巡り巡って自分に返ってくる」といった意味で使われるフレーズなんです。
“What goes around comes around.” の意味
文の構造としては “What goes around(ぐるっと回っていくもの)” が主語です。それが “come around(ぐるっと回ってくる)” ということです。
英英辞書で意味を調べてみると、
informal — used to say that if you treat other people badly you will eventually be treated badly by someone else
(The Britannica Dictionary)
と書かれています。「他の人をひどく扱うと、結局は自分も他人から同じような扱いをされるよ」ということですね。なので、
- 因果応報
- 自業自得
- 自分のしたことはいずれ自分に返ってくる
- 罰が当たる
- 天罰が下る
みたいに訳されます。自分の悪い行いは巡り巡って自分に返ってくる、そんなことを表すときに使うフレーズです。
“karma” も同じような意味で使われる
何か悪いことが起きたときに、”What goes around comes around.” 以外に “karma” という単語もよく使われます。
冒頭に出てきたニュース記事のコメント欄にも、
- Karma!
と書き込んでいる人が何人もいました。こちらも英英辞書で意味を調べてみると、
(in the Buddhist and Hindu religions) the force produced by a person’s actions in one life that influences what happens to them in future lives
(Cambridge Dictionary)
と書かれていますが「過去の悪い行いに対して罰が当たる」「因果応報」というニュアンスでよく使われる単語です。
ちなみに、発音は「カルマ」ではなく /ˈkɑːmə/ なので「カーマ」に近いです。
“Treat others the way you want to be treated.(自分が扱われたいように他人を扱いなさい)” というフレーズもよく言われますが、周りの人に接するときにはいつも心に留めておきたい言葉ですね。