日常生活の中で「手を合わせる」ことってありますよね。
例えば「いただきます」と言う時に手を合わせたり、お寺や神社で合掌する時にも手を合わせます。他には友達に「ごめん!」と謝る時や「お願い!」と何かを頼む時にも顔の前で手を合わせることがありますよね。
こんな「手を合わせる」という動作は英語でどう表現したらいいのでしょうか?
「手を合わせる」は英語で?
先日、小学生の娘と話をしていた時に「日直の仕事」の話になりました。娘の学校では日直が給食の時に「みなさん、手を合わせてください」という掛け声をかけるんだそうです。
その後は「いただきます」ではなく英語で “Let’s eat!” と言うそうで、それなら「手を合わせてください」も英語にしたらいいのにね、という話になりました。
では、あなたなら「手を合わせる」って英語でどう言いますか?
答えはとっても簡単です。
put one’s hands together
これでOKです。小学生向けの簡単な表現とかではなくて、ネイティブは本当にこう言うんです。
“put one’s hands together” の意味と使い方
“put” は「置く」という意味で習ったような気がするのですが、基本的な意味は、
to move something to a particular place or position, especially using your hands
(ロングマン現代英英辞典)
なので「何かを特定の場所や位置に動かす」ということですね。なので、”put your hands together” は「一緒に手を置く」ではなくて「両手を一緒にする→手を合わせる」という意味になります。
- We put our hands together and say “itadakimasu” before eating.
私たちは食べる前に手を合わせて「いただきます」と言います - Put your hands together and pray. Do not clap.
手を合わせて祈ります。拍手はしないでください - She put her hands together and said “Pleeeeease!”.
彼女は手を合わせて「お願〜い!」と言った
“put one’s heads together” の意味とは?
“put your hands together” は「手を合わせる」ですが、”put one’s heads together” というフレーズもあるんです。これは、
- put our heads together
- put your heads together
みたいな形でよく使われるのですが、これってどんな意味だと思いますか?
“hands” が “heads(頭)” に変わっているだけなので、同じように訳すと「頭を合わせる」ですよね。「あなたたちの頭を合わせる」「私たちの頭を合わせる」をそのまま想像してしまうとちょっとコワイですが、実はこれは「知恵を出し合う、一緒に考える」という意味で使われるイディオムなんです。この “head” は目に見える「頭部」ではなくて、中身のことを指しているんですね。
- We’ll put our heads together and see what we can come up with.
一緒に知恵を出し合ってアイデアを考えてみます
みたいに、何かの解決策を考えたりする時に一人でやるのではなくてみんなで話し合って・アイデアを出し合ってみたいなニュアンスで使いますよ。