“savoury(savory)” ってどんな意味?

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“savoury” もしくは “savory” という単語を見たり聞いたりしたことはありますか?

どちらも意味は同じで、イギリス英語では “savoury”、アメリカ英語では “savory” と綴られます。

英語では日常生活でわりとよく使う単語なのに、日本ではあまり浸透していないなぁと感じるこの単語。知っているととっても便利です!

この記事の目次

“savoury/savory” とは?

“savoury” は /ˈseɪ.vər.i/ と発音する単語で「セイヴァリー」みたいな感じです。「セイヴォリー」や「セイボリー」と間違えやすいので注意してくださいね。意味をGoogle翻訳で調べてみると「香ばしい」と出てきます。

これは間違いではないのですが、かと言って正しくもなく「savoury=香ばしい」と覚えてしまうとちょっとマズイです。

“savoury” を使った表現をいくつか挙げてみると、

  • savoury snacks
  • savoury muffins
  • savoury food
  • savoury bread
  • savoury scones
  • savoury tart

などがありますが、これらは「香ばしいスナック」でも「香ばしいマフィン/パン/スコーン/タルト」でもありません。

では、どんな食べ物なのかと言うと、それは「甘くない」食べものなんです。

“savoury/savory” の意味は「甘くない、しょっぱい系の」

“savoury/savory” を辞書で引いてみると、

tasting of salt; not sweet

Oxford Learner’s Dictionaries

と書かれています。そうなんです。”savoury” は “sweet” と対比してよく使われる単語で、一言で表すと「not sweet=甘くない」です。

甘いものとしょっぱい系のものがある食べ物に対して使われて、例えば上に出てきた “savoury/savory snacks” と言えば「甘くないおやつ・軽食」を表します。

お菓子ってクッキーやチョコレートのように甘いもの以外にも、ポテトチップやおせんべい・おかき・クラッカー・プレッツェル・柿の種みたいに甘くない「塩っぱい系」のお菓子もありますよね。こういったものが “savoury” です。

「塩が多すぎて塩辛い」の「しょっぱい」とは違うので混同しないでくださいね。あくまでも「甘い」と対比しての「甘くない、塩味の、塩気のある」というニュアンスです。

「おかず系の、惣菜系の」も表せる “savoury/savory”

“savoury” は「おかず系の」と訳すとしっくりくる場合もあります。

例えば、私が初めて “savoury” という単語に出会ったのはニュージーランドの職場のカフェでした。そこで提供していたのが “savoury muffin” で、チーズやベーコンにほうれん草やズッキーニなどの野菜などを使った、下の写真のような「おかず(惣菜)系のマフィン」です↓

St George's Market Belfast_6742

それまではマフィンと言えば甘いものしか知らなかったので、最初は「え…野菜のマフィン…?」と食べるのを躊躇していましたが、食べてみるとこれがめちゃくちゃ美味しくて、特に焼き立てにバターを少し塗って食べるのが最高です。

他にも、”savoury bread” も「甘くないパン」で「おかずパン、惣菜パン」のようなパンを指します。これもチーズやベーコン・ほうれん草・玉ねぎ・ドライトマト・ガーリック・ハーブなんかが定番の具材です↓

ただ、日本の惣菜パンとちょっと違うなと思うのは、具材を上に乗せて焼くのではなく、生地に混ぜ込んで焼くことが多いです。

そして、同じようにチーズや野菜を入れて作ったスコーンが “savoury scone” で、タルト生地に乗せて焼くと “savoury tart” です。これらも「甘いスコーン/タルト」と対比して使われる “savoury” です。

“savoury” は一言でズバッと言い表すのが難しい場合もありますが「甘くない、塩気のある」というイメージで覚えておくとどんなものか想像しやすいと思います。海外のカフェや英語のレシピではよく見かける単語なので、ぜひ覚えておいてくださいね。

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