夏の終わりとともに急に乾燥が気になってきた今日この頃。歳とともに、手も唇も油断するとすぐに「ガサガサ」「カサカサ」になってしまいます。
肌や指先・かかとが荒れると「ざらざら」とした感触になりますよね。
そこで今回は秋や冬に役立つ「ガサガサ」「カサカサ」「ざらざら」の英語表現をお届けします!
肌が「カサカサ」を英語で言うと?
まずは「カサカサ」からいってみましょう。肌が「カサカサ」しているということは乾燥しているので、英語では、
dry
で表すことが多いです。
日本語に訳すと「乾燥した」と味気ない表現になってしまいますが、オノマトペ(擬音語・擬態語)を英語で表そうとすると、こういったことはよく起こります。日本人にとっては何か物足りなささえ感じてしまいますが、逆に日本語学習者にとってみると日本語のオノマトペって厄介な言葉だろうなぁと想像してしまいます…。
“dry” は乾燥した「カサカサ」以外にも、乾燥して「パサパサ」なんかも表せますよ。
- My hands have been very dry recently.
最近手がとてもカサカサしている(乾燥している) - My hair is really dry.
髪がすごくパサパサだ(乾燥している)
「ガサガサ」「ざらざら 」って英語で何て言う?
手がカサカサを通り越して「ガサガサ」「ざらざら」しているのは、
rough
で表します。日本語では「ラフな格好」と言ったりしますが、この「ラフ」は和製英語で、英語の “rough” には「表面がsmooth(平ら、滑らか)ではない」という意味があります。
つまり、触った時に表面が「ざらざら」していたり「ガサガサ」と引っ掛かりがあるような感じを表す単語が “rough” なんです。
- My hands are so rough.
私の手はとてもガサガサ(ざらざら)している - My skin has been rough and dry lately.
最近肌がガサガサ(ざらざら)して乾燥している
■英語の “rough” の意味は以下のコラムで詳しく紹介しています↓
“chapped” で表す「ガサガサ」「ざらざら」
唇や手が「荒れている」を表す時によく使われる単語がもう一つあります。それは、
chapped
です。これは、特に唇や手が「荒れた」「(荒れて)ガサガサ」といったニュアンスで、乾燥で皮膚が剥がれてきた唇や手に対してよく使われる単語です。
- My lips/hands are so dry and chapped.
唇/手が乾燥してガッサガサだ(荒れている) - I’ve got chapped lips.
唇がガサガサだよ(荒れている)
ちなみに「リップクリーム」は英語で “lip balm” と言うのが一般的ですが、アメリカでは “chap stick” がよく使われるようです。ついつい “lip cream” と言ってしまいそうになりますが、和製英語なのでご注意を。
“cracked” で表す「ガサガサ」「ざらざら」
さらに、もっと荒れて唇や手・かかとなどがパキッと「ひび割れた」状態になっているのは、
cracked
で表すこともあります。そのまま「ひび割れた」という意味なので、ガサガサひび割れて痛い感じのイメージです。
- My heels are dry and cracked.
かかとが乾燥してひび割れている(ガサガサだ) - My hands are cracked and sore.
手がひび割れて痛い(ガサガサして痛い)
手があかぎれでひび割れて痛いなら “cracked” がピッタリだと思います。
“flaky” と “scaly” も使える
「ガサガサ」「ざらざら」の中でも、皮膚が鱗(うろこ)状になってポロポロ剥がれ落ちてくるような状態を表す場合は、
flaky
scaly
なんかも使われます。乾燥に限らず、皮膚炎の症状の説明なんかでも使えますよ。
日本語で「フレーク状の」という言葉がありますが、まさにそんな感じが “flaky” です。薄くてすぐに壊れる破片のイメージですね。
- My skin is so dry and flaky.
肌が乾燥してポロポロ剥がれやすくなっている
また、”scaly” は /ˈskeɪli/ と読むのですが「鱗(うろこ)」を意味する “scales” から来ています。「うろこに覆われた」というのが元々の意味で、そんなイメージで皮膚が乾燥して硬くポロポロになった「ガサガサの」を表します。
- I’ve got scaly skin patches.
皮膚がポロポロ剥がれてくる部分がある
これからの時期、唇の荒れや手荒れ・肌荒れの「ガサガサ」「カサカサ」「ざらざら」を英語で表現することがあれば参考にしてみてください!