“damage” という英単語は皆さんご存じですよね。「ダメージ」は日本語にもなっています。
では、”What’s the damage?” と言われたらどんな意味だと思いますか?
今回もネイティブが使うフレーズを紹介します!
“What’s the damage?” って何?
“damage” と言えば「損害」とか「損傷」「被害」という意味ですよね。
- The floods caused serious damage to homes and businesses.
洪水は多くの家やビジネスに深刻な被害を及ぼした
そうすると、”What’s the damage?” を直訳すると「損害は何?」「被害は何?」ということになります。
災害などで起きた被害や損害を尋ねる時にはこのままの意味でも使えるのですが、それ以外に日常生活でこのフレーズを使うと、ちょっと違う意味になるんです。
“What’s the damage?” の意味
このフレーズは、私が以前働いていたニュージーランドの宿でレストランとカフェの会計をしている時に耳にしました。
それもそのはず、”What’s the damage?” とは「(支払いは)いくら?」「いくらだった?」という意味で会計の時や何かの費用がいくらかかるのか尋ねる時に使われるフレーズなんです。
初めて耳にした時に面白い!と思ったこの表現、この「ダメージ」はお財布へのダメージというニュアンスです。
英英辞書の定義を見てみると、
[spoken] used humorously to ask how much you have to pay for something
(ロングマン現代英英辞典)
と書いてあるように、とてもカジュアルでフレンドリーな表現なので使う場面にはちょっと注意が必要です。
“What’s the damage?” の使い方と返事の仕方
基本的には “How much?” と同じ「支払いはいくら?」という意味です。
例えば、バーやレストランなどのフレンドリーな接客のお店で「支払いはいくら?」とめちゃくちゃカジュアルに店員さんに聞く時に使います。私が働いていた時は、会計のところにお客さんが来て食事の感想なんかを話している時に耳にしました。
- How was your meal?
「お食事はいかがでしたか?」
−Excellent! The steak was superb. 〜 So, what’s the damage?
「素晴らしかったよ。ステーキが最高に美味しかった。(感想を言い終わって)それで、支払いはいくら?」
−It’s 120 dollars.
「120ドルです」
みたいに言ったり、友達と一緒に食事をした時なんかに使えます。
- Aさん:What’s the damage?
「いくら?」 - Bさん:Nothing. It’s on me.
「これは私のおごりよ」 - Aさん:No, let’s split it.
「ダメよ。割り勘にしよう」
みたいな感じです。自分がいくら払ったらいいのか分からない場面で、親しい人との間で使ったりカジュアルな接客の店なんかで耳にするフレーズです!