今回は、お料理や飲み物の「熱さ」を表す「熱々の」「とても熱い」「めちゃくちゃ熱い」という英語表現のお話です。
例えば、コーヒーやスープが「熱々の」と言うこともあれば、オーブンから出したばかりのグラタンも「あっつあつ、めちゃくちゃ熱い」ですよね。
これを英語で言うと、どうなるのでしょうか?
“hot” よりは熱い感じを出したいけど、“very hot” も使わずに言えてしまう英語表現があるんです!
英語テキストには載ってない?
今回紹介する「熱々の」という英語表現は、私は日本で英語を勉強している時には見たことも聞いたこともありませんでした。
学校の英語の授業で習うこともなく、英語のテキストに載っているわけでもないので、見たことが無いのも無理はありません。
でも、ニュージーランドで生活し始めて、初めて耳にしてからというもの、テレビの料理系の番組でもよく出てくるし、実際に私の周りの人が使っている場面にも遭遇しました。
料理や飲み物が「熱々の」を英語で言うと?
「熱々の」を表す、その表現とは、
piping hot
です。読み方は /ˌpaɪ.pɪŋ ˈhɒt/ です。
出来立てで湯気がもくもく出てるような、あっつあつの飲み物や食べ物を表現する時に使われます。逆に言うと、食べ物や飲み物以外では使われません。
「出来たての熱々」を表現するポジティブなニュアンスがあります。
でも、“piping” って何?と疑問に思いませんか?私が最初に耳にしたのは妊娠中で、助産婦さんから「冷蔵庫の残り物を温めて食べる時は “piping hot” に加熱してね」と言われたのですが、意味が分かりませんでした。
その語源は後ほど紹介するとして、まずは “piping hot” の使い方を見てみましょう。
“piping hot” の使い方
使い方は簡単で、“very hot” の代わりに “piping hot” を使うだけです。
例えば、お店で出てきたスープが熱々だった場合には、
- The soup was piping hot.
スープは熱々だった
と言えます。

また、コーヒーやお茶などの飲み物は熱々じゃなきゃ!という人もいますよね。そんな人は海外のカフェで飲み物を注文する時に、
- I want my coffee/tea piping hot.
コーヒ/紅茶は熱々でお願いします
と言ってみてもいいですね。
そして、私が妊娠中にニュージーランドでもらった食品衛生について書かれたパンフレットには、こんな文が書かれていました。
- Reheat leftovers until piping hot (over 70℃) and do not reheat more than once.
料理の残り物は熱々に再加熱し、2回以上温め直さないこと
“piping hot” の語源は?
では、なぜ “piping” なんていう言葉が出てくるのでしょうか?
“piping” とは「配管」という意味とは別に「管楽器」「管楽器の音」という意味があったり、形容詞では「(声・音が)かん高い」という意味もあります。
そして、“piping hot” の語源はと言うと、The Phrase Finderというサイトにはこのように書かれています↓
The derivation of this little phrase is the sizzling, whistling sound made by steam escaping from very hot food, which is similar to the sound of high-pitched musical pipes.
熱々の食べ物から溢れ出てくる湯気のジュージュー、シューシューいうような音が管楽器のかん高い音に似ていることに由来する
ということだそうです。実際にはコーヒーもスープも “piping hot” だからといって湯気の音がする訳ではないのですが、そんなところから来ていると知っていればイメージしやすいですよね。
表現のバリエーションを増やしたい方に
食べ物が「熱い」や「とても熱い」を表現する時って “hot” や “very hot” を多用しがちですよね。他には、ネイティブは “super hot” なんかもよく使います。
でも、それ以外にも、飲み物や液体がとっても熱い場合には、
- boiling hot
- steaming hot
なんかも使われることがあるので、新しく覚えたら早速使ってみて、使えるボキャブラリーを少しずつ増やしていきましょう!
■「いい感じに熱い」「ちょうどいい熱さ」という絶妙な表現も、実は簡単な単語だけで表せるんです↓












