「給料」って英語でどんなふうに表現していますか?
会話の中で「給料が安い(低い)」「彼はいい給料をもらっている」「今日は給料日だ」なんて言うこともあると思います。
アルバイトやパートで「時給」で働いている人は「時給」も英語で言えますか?
「給料=サラリー」しか思い浮かばない人は、単語をあと2つ覚えてしまいましょう!
「給料」を表す “salary” と “wage(s)”
「給料」を表すときによく使われる英単語に、
- salary
- wage(s)
があります。これらの違いについて、こんなことを聞いたことはありませんか?
《“salary” はprofessionalな職業の人がもらう「月払いの給料」で、“wages” は肉体労働の人たちがもらう「日払い・週払いの給料」》だと。
私はニュージーランドの宿泊施設でフロントやウェイトレスをしながら “wages” をもらっていたのですが、この使い分けの定義に疑問を持っていました。そして、いろいろと調べた結果、上の使い分け方はちょっと違うことに気付いたんです。
そもそも「professionalな職業って何?」「肉体労働って何?」というのが疑問だったのですが、大事なのはそこではありません。
“salary” の意味とは?
“salary” が表す「給料」は、毎月もらう決まった額(=固定給)というイメージです↓
an amount of money that an employee is paid each year
The Britannica Dictionary
◊ A salary is divided into equal amounts that are paid to a person usually once every two weeks or once every month.
・She was offered a salary of $50,000 a year.
毎週もしくは2週間ごとに支払われる “salary” もありますが、月に1回が多いかと思います。ここで大事なのは、
“salary” は働いた時間によって額が増減するものではない
ということです(年棒も “annual salary” です)。
毎月決まった「固定給」をもらっている方は想像してみて欲しいのですが、風邪で1日休んだからといってその分の給料が減らされたりしませんよね。また、お盆休みで勤務日数が少なかったからといって8月の給料が減るわけでもありません。
それが “salary” です。
“wage” の意味とは?
“wage” が表す「給料」は “salary” と違って、決まった額ではないイメージです↓
an amount of money that a worker is paid based on the number of hours, days, etc., that are worked
The Britannica Dictionary
・a wage of $14 an hour = an hourly wage of $14
働いた時間(日数)に基づいた額なので、
“wages” は働いた時間によって額が増減します
「時給」で働いている人は、インフルエンザで1週間仕事を休むと、その分の稼ぎはグンと減ってしまいますよね。逆に、たくさん働いたらその分、額が増えます。それが “wage” です。
「時給」は英語で言うと、
- hourly wage
- hourly rate
がよく使われます。口語で「時給は〜円です」のように言う場合には、
- I get paid 〜 dollars/yen an hour.
時給は〜ドル/円です
のように表現できます。
また、法律で決められた「最低賃金」も “wage” を使って、“minimum wage” と言います。ちなみに、東京の最低賃金は10月1日から1,280円に引き上げられるそうです。
ちなみに、ニュージーランドの現在の “minimum wage” は時給で$23.95(約2,140円)、お隣のオーストラリアは$26.44(約2,920円)です。
“pay” で表す「給料」もある
“salary” や “wage” 以外にも、一般的に「給料」を表す場合には、
pay
がとてもよく使われます。
“pay” と言えば動詞の「支払う」という意味がよく知られていますが、名詞としても使われるんですね。その名詞の “pay” とは、英英辞書ではこんなふうに定義されています↓
money that you are given for doing your job
ロングマン現代英英辞典
つまり、“pay” とは、
「仕事に対して支払われるお金」という大きな括りの単語
で、“salary” も “wages” も、“pay” に含まれます。実際にどんなふうに使うかというと、
- The pay was good but the hours were too long.
給料は良かったけど労働時間が長かったんだよね - I enjoyed teaching kids but the pay was far too low.
子ども達に教えるのは楽しかったけど給料があまりにも低かった - Your income tax will be automatically deducted from your pay.
所得税は給料から引かれます - Men and women should receive equal pay for equal work.
同じ仕事に対しては男性も女性も同じ給料であるべきだ - My coworkers got a pay rise, but I didn’t.
同僚は給料が上がったけど、僕は上がらなかった
のような感じです。その他にも、
- 給料日:payday
- 給料明細:payslip
- 手取り:take-home pay
- 減給:pay cut
のように、色んなところに “pay” は使われます。
給料にまつわる英語表現
給料・値段・税金・物価…それぞれを「安い・高い」で表す英語表現は、こちらのコラムで紹介しています↓











