何かに誘ってもらったけど断らないといけない時、上手に “No” を伝えるのって難しいと感じたことはありませんか?
感じ悪くならないようにするためにはどう言えばいいのか日本語でも気を使いますが、英語になるとさらに難しく感じてしまうかもしれません。
そこで今回は、お誘いを感じよく断る方法・フレーズを紹介します!
“No” と言うのは悪いことじゃない
できるだけポジティブな言葉を使うように心がけるのはとてもいいことだと思いますが、”No” と言うのが必ずしも悪いとは限りません。
むしろ、誘われたけど行けない(もしくは行きたくない)ような場面では「行けるか分からないけど…」と言うのではなく、ハッキリ “No” を伝えたほうがいいです。
大事なのは “No” の伝え方です。
例えば、あなたが「今日飲みに行かない?」と友達を誘った時に「行かない」と一言だけ言われたら、どんな気持ちになるでしょうか?ちょっと感じ悪いですよね。
これは英語でも同じこと。”No” とだけ言うのではなく、押さえておきたいポイントがあるんです。
英語でのコミュニケーションが得意ではなくても、このポイントをおさえるだけで相手に与える印象がガラッと変わりますよ!
誘いを上手に断るときのポイント
一番大事なのは、やはり “No” だけで済ませないこと。
具体的には以下の2つを付け加えるといいと思います。
- “No” の理由
- ポジティブな情報
何かに誘われたけど行けない場合には、理由を言うのが一般的です。例えば “Sorry” に続けて、
- I have plans tonight.
予定があるんです - I have something else on.
他に用事があるんです - I have a lot of work to do today.
今日はやらなきゃいけない仕事がたくさんあって - I’ll be at work this Saturday.
今週の土曜日は仕事なんです - I’m going to be out of town this weekend.
週末はここに居ないんですよ(町を出てるんです) - I’d rather stay at home tonight.
(出かけるより)むしろ家にいたいんです
みたいな感じですね。理由は短くてOK。ダラダラ長く説明する必要はありません。
そして、理由に続けてポジティブ情報を付け加えるのが結構大事だったりします。ポジティブ情報とは、例えばこんなものです。
- またの機会にね
Another time will be great!
Let’s catch up soon!
Can I take a rain check? - 来週末なら空いてるよ(違う日程を提案)
I’ll be free next weekend. - 楽しんできてね!
Have fun!
Enjoy! - 誘ってくれてありがとう
Thanks for inviting me, though.
Thanks for the invite.
“Sorry” のワンパターンから脱出!
誘いを断る場合には “Sorry, I can’t.” のように、”sorry” を使うことは多いですよね。
“sorry” でも全く問題ないのですが、それ以外にも誘いを断るときにぜひ使いたいワード・フレーズがあるんです。それが、こちら。
- 残念ながら
I’m afraid
Unfortunately, - 行けたら行きたんだけど
I’d love to but
I wish I could
です。これらを付けることで「残念だけど…」「行けたら行きたいんだけど…」というニュアンスが出せます。
- I’m afraid I can’t make it. I’ll be working this Saturday.
申し訳ないけど行けないんだ。土曜日は仕事なんだ - Unfortunately, I have plans for the weekend.
残念ながら今週末は予定があるんだ - I wish I could go but I have a lot of work to do today.
行けたらいいんだけど、今日は仕事がいっぱいあるんだ - I’d love to go but I have to look after the kids tonight.
行けたら行きたいんだけど、今夜は子供たちの面倒を見なきゃいけないんだ
これらのワード・フレーズは丁寧に断るときの定番ですが、単に「行けない」と言うのとは与える印象が違ってくるので、サラっと口から出るようにしておきたいですね。
誘いを断るときはポジティブに
私が個人的に大事かなと思っているのは、上の【誘いを断るときのポイント】で紹介した2番の【ポジティブ情報】です。
誘ってもらって本当に行きたかった場合はもちろん、あんまり気乗りしないから丁寧に断りたい…なんていう時にも、相手に「興味があるんだよ」という気持ちを見せることが上手に断るポイントのような気がしています。
自分の都合だけを言って断ることも多いですが、
- Unfortunately I already have plans. But have a great time at the party!
のように、ほんの少し言葉を足すだけで全く印象が変わりますよね。
もちろん、毎回毎回この通りにする必要はありませんが、普段からちょっと意識しておくといいと思います。
誘われた時に役立つ英語コラム
■「その日は予定があります」など「予定」にまつわる英語表現はこちら。「予定がある」は “I have a plan” ではありませんよ↓
■行けるかどうか分からない時にネイティブがよく使う「行けたら行くね」や「行けるように頑張ってみるよ」はこちらで紹介しています↓
■日本語には「遠慮しておきます」という断りの文句がありますが、それを英語でも覚えておくとサラッと断ることができますよね!
■カジュアルな口語表現は会話でもメールでもよく使います↓
■また、あまり好きではないことに誘われた時や、嫌いなものが出された時に、相手に失礼のないように丁寧に断るフレーズはこちらからどうぞ↓