友達から遊びや何かの集まりに誘われたり、同僚に飲みに誘われたりすることってありますよね。
以前、日刊英語ライフでは英語で誘いを上手に断るテクニックを紹介しましたが、その場で断るのではなく「行けたら行く」という場合もあると思います。
そんな「行けたら行くね」の言い回しと、その逆で自分が誘う時に使える「来れたら来てね」という表現もあわせて紹介します!
「行けたら行く」は英語でどう言う?
予定があったり忙しかったりして「行けるかどうかわからない」という状況で返事をしなくてはいけないシチュエーションを想像してみてください。
「行けたら行く」をそのまま英語にすると、
- I’ll go/come if I can.
- I’ll be there if I can make it.
と言えると思います。(”make it” について詳しくは以下のコラムをご覧ください)
また、返事を先延ばしするには、これも以前に紹介した、
- I’ll let you know if I can make it.
- I’ll see what I can do.
なんかもありますね。
ただ、これらは「行く」とも「行かない」ともハッキリ言わない曖昧な返事になり、行く気がないように受け取られる場合もあります。
そこで、もうちょっと「行けるかわからないけど、どうにか行けるように頑張ってみるね!」という前向きなカンジが出る、ネイティブがよく使う表現を紹介しましょう。
ネイティブがよく使う “try to”
私が実際によく耳にしたり目にしたりする表現に、こんなものがあります。
- I’ll try to make it.
- I’ll try my best to make it.
- I’ll try to be there.
どれも “try (to)” という表現が使われていますよね。
こうなると、”try” の文字どおり「〜しようと試みる、〜するように努力してみる」というニュアンスが加わります。
行けるか分からない状況だけど「行けるように頑張ってみる」ということですね。
これは私の個人的な意見ですが、こちらの人たちは「tryする」ということに重きをおく傾向があるように思います。そのせいか、こういった場面でも “try” という単語をとてもよく使っているように感じます。
ただ実際のところは、これらの表現も「行けない確率が高い」ということをやんわりにおわす、丁寧な断りになる場合もあります。
「来れたら来てね」は英語で何て言う?
では逆に、自分が誘う側になったとして「来れたら来てね」は英語でどんなふうに言うのでしょうか?
- Do come if you can.
という「来れたらぜひ来てね」を表す言い回しもあるのですが、私はこんな表現をよく目にしたり耳にします。
- It would be lovely to see you if you can make it.
- (I) hope you can come/make it.
↑2つ目の文章は、カジュアルな表現なら “I” を省略することが多いです。
また、来て欲しいイベントが明日だったとしたら、
- Looking forward to seeing you tomorrow if you can make it.
みたいに言うことも多いです。
いずれにしても「来れたら来て」に隠されている「来てくれたら嬉しい」というニュアンスを表現するんですね。
「行けたら行く」は微妙な表現
今回は日本語で使うことも多い「行けたら行くね」「来れたら来てね」を紹介しました。
「行けたら行く」は日本語でも(特に関西では)「行けない」という意味に捉えられることも多いですよね。
なので、本当に行きたい場合には、予定があることを伝えた上で「本当に行きたい」と言ってしまうといいと思います。
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