絶対に覚えたい!「教えて」を表す “let me know” の使い方

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「教えて」を英語にすると、どんな単語を思い浮かべますか?

“tell me” や “teach me” を思い付いた人も多いかと思います。

“tell” と “teach” では使う場面がちょっと違いますが、実は “tell” も “teach” も使わない “let me know” というフレーズが会話やメールにはとてもよく登場するんです。

今回は、絶対に使いこなせるようになりたい “let me know”、そして “let you know” のお話です。

この記事の目次

“tell” と “teach” は使う場面が違う

まずは、少しだけ “tell” と “teach” のお話を。

学校の先生が生徒に教えるのも、道に迷った人に道を教えるのも、日本語では「教える」ですが、英語では単語を使い分けます。

先生のように知識や技能を誰かに教えるのには “teach“、何かの情報を誰かに伝えるのには “tell” が使われます。

なので、友達に「本当の事を教えて」と言う場合には “Tell me the truth.” と言いますが、”Teach me the truth.” とは言いませんよね。

“tell” と “teach” は、日本語訳で考えるとちょっと混乱してしまうので、注意が必要です。

“let me know” で表す「教えて」

そして今回の本題の “let me know” を使った「教えて」という表現ですが、耳にしない日はないというぐらい日常会話にはとってもよく出てくるんです。

例えば、ショップで商品を見ていたら、店員さんからこんなふうに声をかけられます↓

店員さん:Hi! How are you today?
お客さん:Good, thank you.
店員さん:Are you after anything in particular?
お客さん:No, I’m just looking.
店員さん:Let me know if you need anything.

最後の店員さんのセリフに “let me know” が出てきましたね。これは「何かあったら教えてね(知らせてね)」と言っているんですね。

こんなふうな「何かあったら教えてね」には、ほぼ100% “let me know” が使われると言っても過言ではありません。”Tell me if you need anything.” は私は耳にしたことはありません。

“let me know”、”let you know” で表す「教える」「知らせる」

ネイティブがとってもよく使う表現はこちらです↓

let me know:教えてね
let you know:知らせるよ

“let” は「〜させる」というふうに学校では習いましたが、そんな覚え方ではなく、これらはフレーズ丸ごと覚えてしまった方がいいです。それぐらい日常的なフレーズです。

例えば、友達と食事に行く予定を立てる時の「いつが都合いいか教えてね」は、

  • Let me know when is good for you.
  • Let me know when works for you.

のように聞いたりします。

On the Mobile

そして「教えてね」とは反対の「知らせるね、連絡するね」が “let you know” です。

例えば、飲み会に誘われたけど今の時点では行けるか分からない時に言う「行けるかどうか、あとで知らせるよ」も、

  • I’ll let you know if I can make it.

のように “let you know” をよく使います。

他にも、今日届くはずの郵便をまだかまだかと待ってウロウロしている人に「もし届いたら教えてあげるよ」と言ってあげたいような場合には、

  • I’ll let you know when it arrives.

のように “let you know” が使われますよ。

“let me know” と “tell me” の違い

では、同じように「教えて」と訳される “tell me” と “let me know” には、何か違いがあるのでしょうか?

実は “tell me” の「教えて」は直接的で強制的に聞こえることがあるのに対して、”let me know” には「教えてね」という、相手にやんわりリクエストする感じです。

なので “let me know” の方が丁寧なニュアンスになって、

  • Please let me know 〜
  • Please let us know 〜

はビジネスでも好んで使われることが多いです。

また、”let me/you know” は「後で教えて/教える」といった場合に使われることも多いのに対して、”tell me” はどちらかと言うと「その場で教えて」というニュアンスで使われることが多いです。

■ビジネスでよく使われる「あとで連絡します」はこちら↓

早速使ってみよう!

普段の会話で「教えてね」「教えるね(知らせるね)」に “tell me” や “tell you” ばかり使っている方は、今日から早速 “let me know” と “let you know” を使ってみて下さいね。

その際、上でも書いたように「”let” は使役動詞だから、”me” に “know” させる…」などと考えないのがポイントです。

“let me know” も “let you know” もとっても基本的なフレーズなので、さらっと口から出てくるように実際にたくさん使って練習しましょう!

ちなみに、カジュアルなメールやメッセージでは「let me know→LMK」「let you know→LYK」と略して書くこともありますよ。

“let” の使い方にまつわるコラム

■使えるとカッコイイ “let” を使ったフレーズはこちら↓

■”let” を使った表現と言えば、大ヒットした映画『アナと雪の女王』の主題歌『Let it go』を思い浮かべる方もいるかもしれませんね。

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