和製英語を見つけると新しい発見をしたようで、なぜだかちょっとテンションが上がってしまう私。
以前はキッチンカーは和製英語ですよというコラムを紹介しましたが、その他にも私にとって慣れない和製英語がいくつかあります。
その一つが今回のテーマ「ホームベーカリー」です。
「ホームベーカリー」は和製英語。英語では何て言う?
「ホームベーカリー」といえば、家で簡単にパンが焼けてしまう家電ですよね。
うちはニュージーランドに住んでいた時にホームベーカリーで作る焼き立てパンの美味しさに目覚めてしまったので、日本に帰国してからもホームベーカリーでパンを焼いています。
「ホームベーカリー」は英語で “home bakery” で通じそうですよね。いかにもな感じがします。ところが、これは和製英語なのでおそらく通じません。
では、英語では何と言うのかというと、
- bread maker, breadmaker
- bread machine
と言います。意外とシンプルでしたね。
「ホームベーカリー」は和製英語なものの、こっちの方が美味しそうに聞こえる気がするのは私だけでしょうか。
キッチン家電の “〜 maker”
“bread maker” のように、英語では何かを作るキッチン家電は “○○ maker” で簡単に表せてしまうものも多いんです。
以下は日本語でも「○○メーカー」という名前で呼ばれていますが、英語でもそのまま “○○ maker” です。
- ホットサンドメーカー:sandwich maker
- ワッフルメーカー:waffle maker
- アイスクリームメーカー:ice cream maker
- ヨーグルトメーカー :yoghurt/yogurt maker
- 炭酸水メーカー:soda maker
ホームベーカリーがなぜ日本語でも「ブレッドメーカー」にならなかったのかが不思議ですが、これはおそらく日本発祥だからではないかと思います。
ホームベーカリーは “bread maker/machine” どちらでも通じますが、”coffee maker” と “coffee machine” は別のものを指すことが多いです。”coffee maker” は日本語の「コーヒーメーカー」と同じで、コーヒーの粉とフィルターと水をセットしておけばポット一杯のホットコーヒーができる、オフィスでよく見かけるやつです↓
それに対して “coffee machine” は “espresso machine” とも呼ばれて、エスプレッソを抽出するこんなマシンを指します↓
「強力粉」は英語で何て言う?
話を「ホームベーカリー」に戻して、最後はホームベーカリーで使うパンの材料の英語表現を見てみましょう。
ホームベーカリーでパンを作るには、こんな材料を投入します↓
- 強力粉
- ドライイースト
- 塩
- 砂糖
- バター
- スキムミルク
- 水
では「強力粉」は英語で何と言うでしょうか?
「小麦粉」は “flour” ですね。「強力粉」は国・地域によって違うようですが、ニュージーランドでは “high grade flour” と呼ばれています。”bread flour” とも言ったり、嘘みたいな本当の話で “strong flour” とも言いますよ。
そして、”flour” の発音は実は “flower(花)” と全く同じだって知っていましたか?「イースト(yeast)」の発音も日本人は “east” になってしまいがちなので、yの音をちょっと意識してみてくださいね。