年末から年始にかけて “Happy New Year!” と言った方もいらっしゃるのではないでしょうか。
その “Year”、どんなふうに発音していますか? “ear” とは違うのでしょうか?
きちんと発音できなくても “Happy New Year!” は100%伝わると思いますが、この機会に “Y” の発音をちょっと意識してみませんか?
意外と見落としがちな “Y” の発音
“year”、“yes”、“you”、“young”、“yellow” などなど、“y” から始まる単語っていくつかありますよね。なかでも、“you” や “yes” なんてしょっちゅう使う単語ですよね。
これらの単語が通じない、なんてことは多分ないと思います。
でも私は、私は “yeast” がどんなに頑張っても通じなかった苦い思い出があります…。パンを作るときに使う酵母の「イースト」です。
なぜ “yeast” が通じなかったのか?その理由は最初の “y” の発音ができていなかったからだと、あとで気付きました。「イースト」と発音したつもりが “east” になってしまっていたんです。
そして同じように、“y” の音を意識して発音しないと “year” が “ear” になってしまうんです。

“year” と “ear”。発音はどう違う?
まずは辞書で “year” を引いてみると /jɪər/ と書いてあります。一方、“ear” は /ɪər/ です。つまり、最初の音が違うだけなんですね。ポイントは /j/ の音です(「ジャ」ではありません)。
そこで今回は、私が教わってやりやすかった方法を紹介したいと思います。
“Y” で始まる時の発音は、日本語の「や行」を意識するといいです。
試しに、ゆっくり粘っこく「や」と言ってみてください。舌の真ん中からちょっと後ろの方が緊張して、上顎に近いギリギリのところまで持ち上がっている感覚がありませんか?
/j/ はこの感覚が大事です。舌の先っぽは下の前歯の後ろに置いたまま、舌の真ん中あたりだけを口の天井近くまでグイッと持ち上げて空気の通り道を狭くして、そこでジリジリと振動を感じるようにします。
その感覚で、あとは滑らかに次の母音に繋げて、ゆっくり粘っこく「Ya・Yi・Yu・Ye・Yo」と言う練習をすると、“Y” で始まる単語を上手に発音できると思います。
では、この “Yi” の舌の位置を意識しながら “year” と言ってみると、あら不思議。“year” の発音のできあがりです!カタカナ語の「イヤー」とは違いますよね。最初に /j/ のジリジリとした振動をしっかり感じればしっかり発音できています!
“year” と “ear” の違いは、この動画が分かりやすいと思います(アメリカ英語です)↓
“Y(/j/)” の音を意識すると発音が変わる
日本円の「円」は日本語では「えん」ですが、英語で書くと “yen” ですよね。「1,000円」は “1,000 yen” です。
これを英語で読んでみると、自然に「ィエン」みたいに発音できている人も多いと思います。この発音記号が /jen/ なので、/j/ の音が少しイメージしやすいかもしれませんね。
そして、最初の方にも挙げましたが、“you” や “yes” も “y” で始まります。
「ユー」「イエス」でも問題なく通じることがほとんどだと思いますが、発音記号はそれぞれ /juː/、/jes/ なので、/j/ の音をちょっと意識するだけで発音が変わってくると思います。
他には、意外なところで “onion” にも /j/ の音が入ります。ネイティブが言う “onion” は「オニオン」とちょっと違うと感じたことはありませんか?
それは /ˈʌn.jən/ と発音しているからなんですね。
■「ヨーグルト」も /j/ の音で始まる、通じにくい単語です!
“year” と “ear” は間違えても大丈夫
ちょっと話が逸れてきましたが、“Y” の /j/ の音は舌の真ん中がグイッと天井のあたりに持ち上がって、空気の通り道が狭くなって音がジリジリ響くのが特徴です。
でも、“year” と “ear” が上手に発音できないからといって悲しむ必要はまったくありません!ほとんどの場合は文脈でちゃんと伝わります!
ただ、もし普段からあまり “y” を意識しないで発音していたら、これからはちょっと意識してみてくださいね。
それでは今年もどうぞよろしくお願いします!
■“new year” と “New Year”、“New Year’s” の違いとは?